34話 ヒロインちゃん ページ40
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し「本題に入るね。急なんだけど、実は君は現実に帰らなくちゃいけなくなったんだ。あぁ、もちろんうめみちゃんもね。」
強制送還って感じ?と、笑ってみせるしんのすけさんだが、目が笑ってない。
というか、どういうこと?
強制的に戻される?現実に?そんなの今まで聞いたことない。そんなことあるの?
『なんで…ですか?』
思わず敬語を忘れそうになった。それほどの衝撃のもの。
し「原因は…うめみちゃん、なんだよね………。
ついさっき彼女、この物語を捻じ曲げたんだ。
だから…ごめんね。」
『何したんですかあいつ』
口が悪くなったが気にする余裕なんてなかった。
あいつが何をしたか、聞くのが怖い。
あいつのことだから誰かにとてもひどいことをしたのだろう。
多少ガバが聞くこの世界から急に追い出されるほどのことを…。
現実に戻されることより、うめみがしたことの方が気になり胸が騒いだ。
し「…………うめみちゃんは土方くんに…ミツバちゃんの事を言ったんだ。
ミツバちゃんまだ生きてるのに…江戸にまだ来てないのに…。」
私は言葉を失った。
し「う「あ、そういえばもう未練とか無いよね十四郎♡ミツバとか言う死んだやつの事は忘れてさ、早く私にのりかえなよ〜」って…」
驚きのあまり、口に手を抑える。なぜ、どうしてそんなひどいことが言えるのか。
『土方さん……………』
し「その場は客に扮した僕がうめみちゃんを連れ出したから収まってはないけどなんとかなった。
もちろんうめみちゃんはとっくに現実に返したよ。
ても君は
今急に帰えるわけにはいかないよね。
やるべき事がある。
タイムリミットはあと一日。頑張ってみたけど一日が限界だった。」
しんのすけさんは笑顔ではいるけど辛そうだ。
頑張ってくれた事がよくわかる。
私にはやるべき事がある。だけどさっき戦意喪失したばっかりなんだよなぁ。
伝えなくてはいけないのはわかるが、どうも勇気が出ない。
でもこれが本当に最後だとすればゴニョゴニョ言ってる場合ではないのだろう。
し「応援してるよ。ヒロインちゃん。」
『……はい。』
声は震えたがはっきり返事をした。
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ひいいいい!!!
急展開すぎだね!!!パワーが加わる………!!!
突っ込まないで!!(汗
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流(プロフ) - ありがとうございます!!うめみ…どうなったかは想像に任せます(笑) (2020年4月26日 15時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆさね推し - うめみぶっコr((殴おっと本音が^^おもしろかったてす!これからも頑張って下さい!! (2020年4月25日 19時) (レス) id: e3a1c753c0 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 月歌さん、ここまで読んで下さりありがとうございました!!面白かったならなによりです! (2020年4月15日 12時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです! (2020年4月15日 11時) (レス) id: a934610289 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - わーーー!ありがとうございます!!おっそいけれど頑張ります… (2020年4月3日 20時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2019年5月26日 17時