3話 街の方 ページ4
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さて、なんとか人通りの多い場所に来た。
どんどんと前に歩いていく。
そもそも私をここに飛ばした神様は何を考えているのか。この世界につれてきてくれた事は感謝しているが、できればお金と住む場所がほしい。
忘れていたけどここにトリップして来たといえども見た目は一切変わっていない。
だから私はキャラたちに好かれることなんてないんだ。逆ハーなんて夢のまた夢だ。
………………………自分できれば言って虚しくなってきた…。
ああ、もう!!まずはバイトだ!バイト探さないと!!
銀魂の世界にせっかく来たんだ。どうせならキャラと絡みたい。
とは言ってもキャバクラや遊郭は絶対に無理だ。私目当てのお客さんなんていないもん。
裏方ならできるかもしれないが…夜の世界?はちょっと怖い。
真選組の女中さん…。ご飯を作るだけの人ならいけるかな?
………万事屋は……流石に駄目だ。だって万事屋さんは3人と1匹で成り立っている。
私なんかがはいって言い訳がない。
やっぱり普通のコンビニ定員になろうかな…。
それなら私にもできそうだし!
そんな考え事をしていたら前方に見慣れた3人と1匹がこちらに向かって歩いてくるのが見えてしまった。
銀「はあ?こんな少ねぇ報酬なら受けなきゃ良かったぜ。」
新「銀さん、そんなこと言ってると、今後の仕事の依頼が来なくなりますよ!」
神「そうアル!このままじゃ銀ちゃんと新八の分のご飯がないネ」
…ヤバい。目から涙がこみ上げてくる。生で拝める事ができる日がくるなんて…。
涙は拭いても拭いてもとまってくれない。
周りの人たちは私をジロジロ見ながら通り過ぎていく。
早くどかないと通行人の邪魔になってしまう。
目には涙が溜まったままで視界が悪い。
フラフラと道端に行こうとした。
?「あのー…大丈夫ですか?」
聞き慣れたツッコミボイスで言われた。目をこすらなくてもわかる。
この方は…。
『あっ…えっと………やっ待って、え、え…?』
やっぱり新八くんだ。
なんで私に話しかけたの!!?
もちろん私はパニック状態でなんて返したら良いのかわからない。
新「僕らで良ければ話でも聞きましょうか?ね、銀さん。」
銀「あぁ?めんどくせぇなー。こっちは仕事終わr…………お前、名前は?……って、オイ!!」
『____っ!!』
銀さんに話しかけられた瞬間、足に力が入らなくなって地面に座り込んで大泣きしてしまった。
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流(プロフ) - ありがとうございます!!うめみ…どうなったかは想像に任せます(笑) (2020年4月26日 15時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆさね推し - うめみぶっコr((殴おっと本音が^^おもしろかったてす!これからも頑張って下さい!! (2020年4月25日 19時) (レス) id: e3a1c753c0 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 月歌さん、ここまで読んで下さりありがとうございました!!面白かったならなによりです! (2020年4月15日 12時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです! (2020年4月15日 11時) (レス) id: a934610289 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - わーーー!ありがとうございます!!おっそいけれど頑張ります… (2020年4月3日 20時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2019年5月26日 17時