26話 煙草 ちょっと土方Side ページ28
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土方Side
Aからの通報もあり、ひと仕事終えた俺は一人でスナックに来ていた。
こいつを指名して。
懐からライターを取り出し、煙草に火をつけた。
煙をすって、はく。
タバコは恋の味だとか、昔誰かが言っていた。
甘い匂いに騙された、ただ苦いだけの煙。
俺は心底そのとおりだと思った。
何でAを指名したかって、
久しぶりに惚れた女がいたからだ。
その女は子供みてぇにコロコロ表情が変わる。
その中の笑顔に惹かれたわけだが。
土「お前万事屋のことが好きなんだろ?」
『な、な、何で、知ってるんですか!!!!?』
土「なんとなくだ。」
が、その惚れた女に好いた奴がいるんじゃあしかたねぇ。
よりにもよって相手は万事屋。
アレのどこが良いかは検討もつかない。
本来なら強引にでも振り向かせたいところだが…
土「ま、知ってるのは俺だけじゃねぇだろうな。
バレバレだぞ。」
『嘘!!!?!』
こいつの反応が可愛くて、
そうさせてるのがあいつなのが気に入らねぇが、
今は見ているだけで十分に思える。
土方Side終わり
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バレバレだなんて…、そんなはずは………。
流石に御本人に知られているわけではないはず!!!
土方さんとか、察しが良いからわかるだけであって、うん!!
多分みんな知らない!!きっと!!!
土「で、これからどうすんだ?」
え?
『どうする………とは?』
土「いつ告白するんだよ」
私はちょっと固まった。
『っ…………告白!?え無理ですよそんなの!!!!
私一応万事屋に居候という形で置いて持ってるので………
告白して玉砕でもしたら毎日顔をあわせるの気まずいじゃないですか!!』
土「だったらウチに来ればいいだろ(ボソッ)」
『?え、今何て言ったんですか?』
土「何も言ってねぇよ。」
『何か聞こえたんですけど!何て言ったんですか!?』
土「いいだろ何でも!」
『あ!言ったって認めましたね!気になるじゃないですかー!!』
そんな感じで
いつの間にか土方さんと話しているのが楽しくなっていて、
あの人が近づいてることに気が付かなかった。
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ごめんさない。
煙草吸ったことないので、煙草の味や甘い匂いだとか詳しいことはわかりません…(〜_〜;)
女性向けの煙草とか聞くので甘い(?)物もあるのかなと…。
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流(プロフ) - ありがとうございます!!うめみ…どうなったかは想像に任せます(笑) (2020年4月26日 15時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆさね推し - うめみぶっコr((殴おっと本音が^^おもしろかったてす!これからも頑張って下さい!! (2020年4月25日 19時) (レス) id: e3a1c753c0 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 月歌さん、ここまで読んで下さりありがとうございました!!面白かったならなによりです! (2020年4月15日 12時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです! (2020年4月15日 11時) (レス) id: a934610289 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - わーーー!ありがとうございます!!おっそいけれど頑張ります… (2020年4月3日 20時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2019年5月26日 17時