番外編 12/25_1 ページ36
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今日はクリスマス。江戸の街もカップルがたくさんいるせいか、賑わいを見せる。
まだ5時を過ぎた頃なのに、あたりは暗く、イルミネーションが輝きはじめた。
新「何がクリスマスだ!女の子と手を繋ぐとか、イルミネーションの前でキ…キ、キスするとか…羨ましくなんかないぞ!!!」
新八くん………。
お「新ちゃん、悲しむことなんて何もないわよ。世の中にはね、30過ぎても彼女なしの○Tだって生きているんだから。心配しなくていいわよ。」
お妙さん、それは励ましなの……??多分今誰かが傷ついたよ…!!
今日はなんと言ってもクリスマス。クリパだよ、クリパ。
今はスーパーでケーキと肉を買って志村家へ向かっている。
神「しゃぁぁ!ケーキがあるネ!!」
メンバーは私と新八くん、お妙さん、神楽ちゃんと銀さん(とその他ストーカーの皆様)なんだけど…。
新「残念だったね、銀さん。今日に限って大きな仕事入っちゃって帰れないなんて。」
『うん…。出来れば一緒に過ごしたかったな…。』
恋する乙女にとっては一大事のイベントであるクリスマス。
去年までは大したものでは無かったけど、好きな人ができると別である。
街ゆくカップルをとても羨ましく思った。
みんなで食材を持ちながら志村家へ向かう。
寒い風が横切り、私は『はぁ』と、息を吐いた。
白い息が一瞬のうちに消える。
会いたいなぁ。
〜数時間後〜
あんなにたくさんあった料理もすっかり無くなり現在テレビを見ている。どれもクリスマススペシャルなどで、いつもよりなんだか豪華だ。
お「あら?」
台所からお妙さんの声がした。
『どうしたんですか?』
気になって台所へと向かった。
お「飲み物切らしたみたい。困ったわ〜、もうすっかり夜だし、私公然といちゃつくカップルを見ると殴りたくなるのよね。」
のんきに言うお妙さん。
物騒だな…
『では、私買ってきますね!』
お「え、良いのかしら。ありがとうAちゃん」
お妙さんが買いに行ったら街中死体だらけになるだろう。
阻止せねば。
『行ってきます!』
靴を履き、こうして玄関を出たもののコートを着ていても流石に寒いな、と感じていたら。
『あ…』
雪が降っていた。ふわふわの雪がゆっくり空から落ちている。
なんだか子供のように心が踊った。
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続きます!
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流(プロフ) - ありがとうございます!!うめみ…どうなったかは想像に任せます(笑) (2020年4月26日 15時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆさね推し - うめみぶっコr((殴おっと本音が^^おもしろかったてす!これからも頑張って下さい!! (2020年4月25日 19時) (レス) id: e3a1c753c0 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 月歌さん、ここまで読んで下さりありがとうございました!!面白かったならなによりです! (2020年4月15日 12時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです! (2020年4月15日 11時) (レス) id: a934610289 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - わーーー!ありがとうございます!!おっそいけれど頑張ります… (2020年4月3日 20時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2019年5月26日 17時