10話 やっぱり ページ11
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変なおっさんに絡まれたよ…。
とりあえず無視をしていた。
見たところサラリーマンの酔っ払いだし、適当に流す。
モ「おい!聞いてんのか!いつもいつも…なんでみんな一家を支える大黒柱なんだぞ!!俺はもっと重要視されるべき人間なんだよ!!」
ひっ!急に大きな声を出して騒ぎ出した。
会社でも家でもストレス溜まってるんだな…。
ただのかまってちゃんに見えるけど。
だからって私に当たらないでもらいたい。
『あ、あの!』
私は一発文句を言ってやろうと思って声を発したが、
モ「ああん!!?黙ってろ!!!女が口答えすんじゃねえ!妻も娘も…厄介者扱いしやがって…」
怒られた。このおっさんの中で怒りが燃えているのだろう。
急に怒鳴られるとビクってする。
怖…
その瞬間、結構な力で私の腕を掴み、
モ「こい!俺の凄さを思い知らせてやる。」
え。え、待ってヤダ!
『っ!!』
ここの世界に来て身の危険を初めて感じた。
私には身をまもるためのものは何も無い。おまけに体力もない。
私は連れて行かれないよう必死に抵抗したが、どびくともしない。
どんどん引きずられ引っ張られていく。
どこに向かっているのかはわからないし、わかりたくない。
どうしたら良いか分からない。
そんなとき、
私の手はあっさりとおっさんの手から開放される。
誰かがおっさんの手をつねることで、おっさんの手の力がゆるくなり、私の手は自由となった
銀さんによって。
『…………ぇ』
銀さんはおっさんを一発殴る。
銀「汚ぇ手でさわんじゃねぇよ。コイツはお前が触れて良い奴じゃねぇ。」
『…銀さん…』
やばい……………。
やっぱり銀さんはどこの誰よりもカッコいい。
『………………あっ、!ありがとうございます、その…、助けてもらって、本当に!』
※焦って日本語がおかしくなるのはいつもです。
銀「必ず助けるって言ったしな。怪我はねぇか?」
『へーきです!それより、どうしてここに…?』
キャバクラで遊ぼうとしてたとか?
そうだとしたらちょっとなぁ…。
思わず疑いの目を向けてしまう。
銀「はぁー…ここから万事屋までの帰り道、わかるか?」
あっ。
『……ごめんなさい。』
銀「ったく…帰るぞ。」
銀さんは笑ってそう言った。
『はい!』
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流(プロフ) - ありがとうございます!!うめみ…どうなったかは想像に任せます(笑) (2020年4月26日 15時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆさね推し - うめみぶっコr((殴おっと本音が^^おもしろかったてす!これからも頑張って下さい!! (2020年4月25日 19時) (レス) id: e3a1c753c0 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 月歌さん、ここまで読んで下さりありがとうございました!!面白かったならなによりです! (2020年4月15日 12時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです! (2020年4月15日 11時) (レス) id: a934610289 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - わーーー!ありがとうございます!!おっそいけれど頑張ります… (2020年4月3日 20時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2019年5月26日 17時