久遠のカラフルイヤーズ15

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『あ、桑名君達今から内番?』

遠征の男士達が行った後、色々持った桑名と豊前が通りかかる

「うん、そうだよ」

「今日も沢山収穫できそうなんだよな」

『桑名君のアドバイスのお陰で畑がより良くなったしね』

「畑があるの?」

『あるよ、季節のお野菜育ててるから育ってないものとかお肉類は買い物してるけど』

人数多いから自給自足で賄えるところはそっちの方がロスとかも少なくていいしね

『あ、見に行ってみる?』

「いいんですか?」

「歩美、見てみたい!」

『作業の邪魔しない様にするから一緒に行ってもいい?』

まだ引き留めてしまっている二人にそう聞くと大丈夫だと返ってきたので少年探偵団とAと秋田プラスで畑に一緒に行くことになった

『この二人はね、こっちが桑名江君でこっちが豊前江君だよ』

江派って言って後篭手切君と松井君がいるの

「兄ちゃん前ちゃんと見えてるか?」

「見えてるよ」

『ここが畑だよ』

「おぉー!!」

「広ーい!!」

大人数がいるとはいえ、中々の畑の広さにキラキラとした目を向ける子供たち

「流石にここまで大きいとは思ってなかったわね」

あなたたちはしゃぎすぎて遠くまで行って迷って戻ってこれないとか無いようにしなさいよ

『哀ちゃんしっかりしてるっ･･･!』

大丈夫!迷子になっても絶対見つけるからっ

「僕たち短刀は偵察値が高めなので僕たちが探せば絶対見つけることができますよ!」

でも、毛利兄さんだけで見つけてくれると思います

「はは･･･なんか、分かる気がする」

そう言っている秋田に、何故なのかと言うのは聞けないと思ったコナン
先程遊んだ時毛利の色んな意味での凄さを体感したので

この後畑を見て回り、遠征から戻ってきた男士達を出迎え、報告書を書いて短刀達と探偵団の面々と遊んでおやつを食べた

そろそろ夕飯の支度の時間なので手伝いに厨へと向かう

『お手伝いに来たよー･･･お、透君と緑川さん』

「あ、優癒子さん･･･僕たち料理は得意なのでお手伝いできないかと思いまして」

今光忠さんたちに許可を貰ったところなんです

『そうなんだ･･･透君喫茶店の店員さんだもんね』

「えっと、安室さんには下の名前で君付け･･･親し気だね･･･二人ってそういう?」

『そういう･･･え、あ、ち、ちちち違うよ!?これには訳･･･いや、訳ってことじゃないけど･･･私の失態と言うか、失言というかっ･･･』

「そこまで全力で否定されると悲しいですよ、優癒子さん」

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