川から人が… ページ4
敦さんと出会って談笑していると、川から人が流れてきた。
『………………………………………………………』
敦「(ええっ?!)」
『敦さん』
敦「は、はい」
『人だね』
敦「あ、そうですね。」
『助けてあげて。』
敦「あ、はい」
ドブン
いやあ、敦さんっていい人だよね。漫画で見ていたから知ってたけど。
『ハァ、何がどうなったら本の世界に迷い込むのかな。』
元々、文豪ストレイドッグスは知り合いに奨められて読んだ。あまり漫画の類いは見ないけど、そんな私でも面白いと思って、此処最近はずっと文ストしか読んでいない。…だからこそ、私という不純物がいてはいけない。この作品を壊したくない。
『敦さん、今貴方が助けている人は貴方の導き手となる人物。』
早く此処から離れよう。
『その人の手を離してはいけない。』
風が強くなる。私の紡ぐ言葉は風によって掻き消される。
『さようなら。敦さん。』
そう言って私は河川敷から離れようとした。でも…
???「ハナレテハイケナイ。」
『?!』
???「モウ、コノセカイハ、オマエナシデハススマナイ。」
『…誰っ!』
周りには誰も居ない。なのに、身体が動かない。
『何故、どうして…』
敦「プハッ」
『あ、敦さん…』
どうやら私は文豪ストレイドッグスの世界で物語に関わらずに生きていくことは不可能みたいです。
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月兎 - うん、大丈夫、合ってるよ。しゅうせいさんのは……うん、もうちょっと待ってて…(遠い目) (2018年6月15日 18時) (レス) id: 20543c8800 (このIDを非表示/違反報告)
そらそら - いいと思うよ!もし君がかまちゃんなら、しゅうせいさんの小説楽しみにしてるよ!(かまちゃんじゃなかったらごめんなさい) (2018年6月1日 17時) (レス) id: 71a68829c8 (このIDを非表示/違反報告)
ひぐらし(プロフ) - うーー、私も掛け持ちしたい!更新&例のテストのブツ(笑)頑張れ!面白いぜ! (2018年2月21日 22時) (レス) id: 9908cce7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月兎 | 作成日時:2018年2月13日 17時