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「あの……ホントにすみませんでした」
目の前の女の子が目も合わせずにそう言った。
ボクを見て突然逃げ出して追いかけて捕まえれば抵抗してきた。
なのに突然抱きついてきた不思議な子。
彼女はAと名前を教えてくれた。
ついでに明日からの編入生だという事も。
「全然構わないよ〜。でも…ひとつだけいい？どうしてボクを見て逃げたの？」
あの時から不思議だった。
見た事のない子だし、目が合ったくらいで突然逃げられるなんて誰だって不思議に思う。
「いや…その…ライトくんを知っていると言いますかなんといいますか…」
「ボクを？」
聞き返せばこくりと小さく頷いたAちゃん。
どうしてか、と聞いても彼女は言葉を濁してしまって理由を答えることは無かった。
ただひとつ、“時期が来たら教える”とだけ言って、彼女は黙ってしまった。
彼女が嘘をついているようには見えない。
それはさっきまでの行動を見れば一目瞭然。
それに
ビッチちゃんみたいな甘い血の香りがAちゃんからしていた。
ビッチちゃん程じゃないけど、極上なんだろうな
まるでボクを誘うかのような甘い香り。
Aちゃんがボクがヴァンパイアだって知ってるのかはわからないけど、そこら辺にいる女の子とは、何か、少し違うものを感じ取った。
それにあの血の香りが関係するのかはわからないけど、Aちゃんはビッチちゃんみたいに、なにか特別なんだとボクなりに感じていた。
「あの、手、放してもらっても……？」
「あぁ、うん、ごめんねぇ」
「ううん…。あの…ライトくん」
「なぁに？」
「私、3年だから学年違うけど、もし、ライトくんがいいなら、また話したい。私のことも、ちゃんと、話すから
……＿＿＿＿＿＿＿。」
そう言ってAちゃんは立ち上がるとどこかに走っていった。
その時、彼女が小さく、聞こえるか聞こえないかの声で呟いた言葉の意味は何だったのか。
僕がその言葉の意味を知る日は、そう遠くない、寧ろものすごく近くだということを、僕は知らない。
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーヴァンパイア
無神ルキ
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梔子(プロフ) - わらわらさん» コメントありがとうございます。行き詰まってしまっているのでたまに読み返してしっちゃかめっちゃかしてるなとはおもいます。笑 ただ、書き直すとかなり内容が変わってしまうのでもし読み進めていただけるのであればこのまま読んで頂けたらと思います (2019年1月8日 10時) (
レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - れんすけさん» 返信遅れてすみません！もう少し文字数減らして読みやすい感覚にできるようにしてみます(汗) (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - 主人公イキり過ぎでしょw (2019年1月8日 10時) (レス) id: 091d3f1fea (このIDを非表示/違反報告)
れんすけ - 字が詰まってて読みづらいです… (2018年3月12日 15時) (レス) id: 4bd8d4113b (このIDを非表示/違反報告)
汐子 - まって苗字一緒www 宮野ww宮野ww (2016年10月23日 3時) (レス) id: 693e560875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梔子 | 作成日時：2016年5月5日 16時
