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「フンフフーン♪」
学校探検してみてわかったことは今が授業中ということ。
歩いてる人なんていないし、ところどころの教室に生徒と先生が見えた。
「でも逆巻さんはサボってそうだからなぁ…」
レイジさんくらいしか真面目な人知らないから仕方ないといえば仕方ない。
なんて思いながら歩いていると人影を見つけた。
なんとなくその人物と目が合って誰だか認識した瞬間、私は元来た道を走り出した。
(ヤバイ、あの人はヤバイ。)
そう思いながら階段の影になってるところで座り込んだ。
のだが…
「人の顔を見て逃げ出すなんてひどいなぁ…」
「っ!……ま、じですか……」
「んふっ、キミ、見たことない子だねぇ…この学校の子じゃないでしょう?」
ちょっと待て、学校の女子全員知ってるとでも言うのだろうかこの男。
流石というかなんというか、目の前の彼ー逆巻ライトを尊敬のような、でも引き気味の目で見てやった。
そんな私の手を逃げないようにか彼がつかむ。
「あのっ…は、放して…!」
「ん〜どうしようかな〜。キミってばボクのこと見るなり逃げだしちゃったで…んっ」
喋る彼の口を思わず手で塞いでしまった。
彼も、ライトくんも予想してなかつたみたいで驚いてる。
でも、仕方ない。
「しゃ、喋んないで…もらっても、いいですか」
喋んないでの意味を理解したのかしていないのか、ライトくんの目が細められた。
と思ったらペロリと手のひらを舐められた。
突然のことに思わず手をはなす。
私の顔はきっと真っ赤だろう。
顔が熱い。
「んふっ…カワイイ反応しちゃって…そんなにボクの声、聞きたくないの?」
「ほ、ほんとに無理…なの」
「へー……何がどう無理なのか、ボクに教えてよ」
「っ…………」
耳元で甘く囁かれた。
思わずうつむいた私。
もう……いいかな。
我慢も限界です。
「んふっ、言わないn「んにゃー!!!素敵!!!」……え?」
「離れたくなーい…ハァ……ほんと癒されボイスぅぅ。それなのに色っぽい感じがホントにたまらない…あぁ、お持ち帰りしたい」
我慢なんてできるはずがなかった。
前世、彼の中の人がだいすきだった私。中でもライトくんの声が大好きだった。
そんな私が我慢出来るはずもなく…驚く彼を他所に彼に抱きつき我慢していた気持ちが、ついポロリと全てこぼれる。
数十秒後、我に返って彼に土下座する勢いで謝ったのは言うまでもない。
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梔子(プロフ) - わらわらさん» コメントありがとうございます。行き詰まってしまっているのでたまに読み返してしっちゃかめっちゃかしてるなとはおもいます。笑 ただ、書き直すとかなり内容が変わってしまうのでもし読み進めていただけるのであればこのまま読んで頂けたらと思います (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - れんすけさん» 返信遅れてすみません!もう少し文字数減らして読みやすい感覚にできるようにしてみます(汗) (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - 主人公イキり過ぎでしょw (2019年1月8日 10時) (レス) id: 091d3f1fea (このIDを非表示/違反報告)
れんすけ - 字が詰まってて読みづらいです… (2018年3月12日 15時) (レス) id: 4bd8d4113b (このIDを非表示/違反報告)
汐子 - まって苗字一緒www 宮野ww宮野ww (2016年10月23日 3時) (レス) id: 693e560875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梔子 | 作成日時:2016年5月5日 16時