暁 ページ23
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そら見た事か。
殺せ。の
やっぱそうなるよねー。
隣の薬研は、戸惑った顔をしたまま私を助けようとしたが身体が動かないようだ。
そりゃそうだよね、だって一応神事を行う
｢はぁ、.........薬研頼んだよ〜｣
あー、死ぬのかな。痛そー、とどこか他人事で考えていれば御守りが光った。
強い光と風に男士達がたじろぐ。
『っっ！！何をやっている殺せと言ったんだ..！！！さっさと殺せ！！！』
怒りに任せ叫ぶ審神者
と、同時に審神者首が飛んでいく。
｢おぇーー...薬研さすがぁ.........。｣
｢そりゃあ、大将に頼まれちまったからなぁ。そろそろ俺っちの体、返してもらうぜ。｣
｢じゃあ、私はみんなの手入れでもしとこうかな。きっとこの本丸の刀たちは政府に行くことになるしね。｣
悪いことはしないよ。って言いかけたら刀を向けられた。
最近遮られてばっかりだな。
｢危ないでしょ、刀なんて向けたら。私死ぬよ？｣
『...今更1人2人死んだとて何も変わらないさ。』
｢たしかに〜。じゃあどうぞ。｣
『なっ、何を............命乞いをしないのかい？』
｢...あなたが今まで見てきた景色はみんな命乞いしてた？.....私の命なんて安いからいっそ一思いに取ってくれていいんだよ？｣
『っっ...殺せるわけ、ないだろう......。』
神の加護があるんだ。そう簡単にはいかないよ。
諦めたような顔の初期刀が呟いた。
｢...。そう。良かった。じゃあ.........｣
手入れをして、政府へ迎え入れる準備をしようと思った。
言いかけた。
目の前の初期刀は、自分で自分を折った。
｢え、うそ、え？｣
『あ...あの、...彼は初めからいたから審神者の暴走を止めれなくて、1番悔いていたんだ。』
言霊で審神者に縛られた
そう教えてくれたのは2振り目の同位体だった。
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作者名：名無し子 | 作成日時：2024年2月20日 1時
