猫、爪を切られる ページ35
巴形薙刀
「主、足元からカツカツと聞こえる。爪を切らなければな」
__んにゃぅ、にゃぁあ
巴形薙刀
「そう暴れるな。切らなければな巻き爪になってしまうかもしれん」
__んにゃあぁ！
巴形の腕からぬるりと抜け出した主(黒猫)は、階段を全速力で駆け下りて行く。
通りすがったへし切長谷部は小走りで追いかけている巴形に話を聞く。それなら捕まえるしか無いと長谷部も追いかける。
大和守安定
「2振り共、どうしたの？」
巴形薙刀
「主を見てないか？爪を切らなければいけないのだが、逃げてしまったんだ」
静形薙刀
「向こうへ走って行った」
静形の言った方へ来たが見当たらない。こちらへ歩いてくる燭台切光忠と太鼓鐘貞宗に聞くが、主の姿は見ていないと話す。
巻き爪になって肉球に食い込んでしまったら主が痛い思いするだろうし、何かの拍子に引っ掻いてしまったら自分たちが痛い思いをしてしまう。
加州清光
「あー、主ならさっき大倶利伽羅が抱っこしてたよ」
へし切長谷部
「なんだと！？」
伊達の部屋へ来てみれば、パチ…パチ…と大人しーく抱っこされてる主と、その爪を切っている大倶利伽羅。
大倶利伽羅
「なんだ」
巴形薙刀
「爪を切ろうと主を探していたんだ。切ってくれていたんだな、礼を言う」
大倶利伽羅
「前から気になっていたから切っただけだ」
爪を切り終えた大倶利伽羅は、棚からゴソゴソと何かを探し、その手にはブラッシングできそうな手頃のブラシが。
ゴロゴロ喉を鳴らす主の身体を、丁寧にブラッシングしていく。目を見てにゃあんと鳴く主を見て、ふっと笑みが溢れる大倶利伽羅。
爪切りとブラッシングをしてもらった主は、伊達の部屋を出て何処かへ行ってしまった。
鶴丸国永
「主ー！追いかけっこしよーぜ！」
__んにゃあぁぁあぁ！
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ミライ(プロフ) - まーちゃんさん» コメントありがとうございます。構想は練っているのでいつかは文字にして書きたいと思います。 (4月24日 0時) (
レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 できたら学校でいじめられてる子がブラック本丸の審神者になる﹆そう言う夢小説が読みたいです 出来たらで大丈夫です。これからも頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 6350c1876f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ローズクロスさん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
ローズクロス(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み始めてから毎日、更新を楽しみにしてました☺ (4月22日 21時) (レス) id: 928643df23 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 赤瑪瑙さん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2024年1月26日 0時
