猫、参加する ページ26
へし切長谷部
「主！どうかこの長谷部をお選びに！」
加州清光
「いーや！俺だよね！？主！」
小夜左文字
「…僕はどう？」
刀剣達がこのように毛繕いしている主(黒猫)に詰め寄って口々に言うのは、時間を遡ること少し前。
へし切長谷部
「え、演練だと！？」
政府からの通達らしい。3日後、演練(？)に参加することになったこの本丸。
通達が来たということは、機能していることを知っての上だろう。
いろんな本丸が集まって、お互いの刀剣達が戦い合う交流会のようなものらしい？
巴形薙刀
「良い機会だと俺は思う。参加を拒む理由など無いだろう」
へし切長谷部
「だが、ここの主は黒猫なんだぞ！？人同様のことが出来るわけ…」
__(ｼﾞｰ)
主(黒猫)から物凄い視線を浴びせられる長谷部。「文句あっか」と言われてるようだ。
大和守安定
「でも僕は、この子が主でほんとに良かったって思ってるよ。淀んでいて崩壊しかけてた本丸をたった1人で綺麗に直して、僕たちも治してって、本当に凄いって思ってる」
__にゃ〜ぉ
大和守安定
「逆に自慢できるじゃん。僕たちの主をさ」
小夜左文字
「主、可愛いですし」
明石国行
「せやなぁ。よし、こうなったら自分、一肌脱ぎますよ」
蛍丸
「任せてよ、主」
そして、通達が来てから2日後。
明日は演練。前日の今日、向かう刀剣を決める。
へし切長谷部
「主！！」
加州清光
「長谷部は選んでもらえないんじゃない？だって一昨日さ、ちょっと主むっつり来てた気がするけど？」
へし切長谷部
「なっ…！」
ここの刀剣もわかってきている。主はこちらの言うことがわかっていると。人同様に出来るわけ無いと長谷部が言ったことも、もちろんわかっているわけで…
へし切長谷部
「主ぃ！先日の発言、誠に申し訳ありませんでした！」
即座に謝罪する長谷部。
主がチリンチリンと鈴の音を鳴らし、周囲を歩く。その目は選ぶ目だ。
擦り寄られた刀剣が選ばれた刀剣ということ。
すりっ
薬研藤四郎
「任せてくれ、大将」
三日月宗近
「あいわかった、じじいの本気を見せよう」
髭切
「僕を選んでくれるのかい？ありがとう」
大和守安定
「わかったよ！」
加州清光
「さっすが！わかってるね〜主」
そして、最後の1振りは
大倶利伽羅
「なんだ」
肩に飛び乗った主を優しく撫でるとゴロゴロ喉を鳴らす。長谷部は膝から崩れ落ちた。
なんかそれっぽい感じのです…つ、伝わって！
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ミライ(プロフ) - まーちゃんさん» コメントありがとうございます。構想は練っているのでいつかは文字にして書きたいと思います。 (4月24日 0時) (
レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 できたら学校でいじめられてる子がブラック本丸の審神者になる﹆そう言う夢小説が読みたいです 出来たらで大丈夫です。これからも頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 6350c1876f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ローズクロスさん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
ローズクロス(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み始めてから毎日、更新を楽しみにしてました☺ (4月22日 21時) (レス) id: 928643df23 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 赤瑪瑙さん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2024年1月26日 0時
