見習い ページ33
夢主side
へし切長谷部
「主！表に主に用がある人がお見えです」
『え？私に？』
手合わせを中断し玄関へ行けば
「こんにちは！今日からこちらの本丸で見習いをさせていただきます！よろしくお願いします！」
『え？見習い？聞いてないけど…』
加州清光
「そう言うと思って報告書の紙を漁ったら、ほら、ちゃんと通達来てたよ」
『あぁ…えっと……よろしくお願いします…』
若い青年だった
「では早速聞きたいことがありまして。ここの本丸は5年ほど放置されてたんですよね？それが今やこんなにも活気溢れて賑やかで明るい本丸に。どうやったんですか！教えてください！」
『…え？えっと…それは…』
「それは？」
『…刀剣男士たちと、しっかり向き合ったからかな』
「向き合うとは！」
『それは、自分で考えてごらん。目の前に傷ついた刀剣男士が居たらって。その答えも自分で見つけるの。だって、刀剣男士を纏めるのは審神者の役目なんだから』
少々ポカーンとしてる見習いを置いて、私はやることへ
私の部屋に来たけど、「失礼します！」と言って入ってきた見習い
「今は何をされてるんですか？」
『報告書の整理と、部隊構成を考えてるの。これも刀剣男士たちのことをよくわかった上で組んでるんだ』
「普段からコミュニケーションを？」
『もちろん。皆は刀の付喪神だけど、ちゃんと生きてる。人と同様に感情がある。だからちゃんと向き合って、伝えることは面と向かって伝える。例え上手くできなかったとしても、どこかで見てくれてる人は必ずいる』
「なるほど…メモだけじゃ分からないことですね」
『けど、君の一生懸命なところ。きっと審神者になった時に役立つと思うよ』
「ありがとうございます…ところで聞きたいことがあるんですけど(ｼｬｷﾝ！)やっぱりそうだ…あんたは生き残りか！」
懐から刃物を出し、私の顔を斬りつける
叫び声に反応した刀剣男士たちが集まってくる
へし切長谷部
「主！？貴様、何をしたかわかってるのか！見習いの身で！」
「あぁ…わかってるさ…この女は、あの時の生き残りなんだよ！」
『君は確か…』
さっきの加州が持ってた紙に書かれた名前がチラついた
苗字が…不死川だと
不死川実弥の子孫か
「命懸けで戦って…生き残りが居たなんて…悲しむに決まってる…あの戦いが無駄になっちまう！」
『私を殺すの？』
「あぁそうだ！鬼は…滅殺するんだ！」
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
