呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ23)

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花ページ23

今剣
「うぅー、Aさんみつけるのはやすぎます！」

『…そうかな。楽しかったよ』

今剣
「ぼくもたのしかったです！」

『…ん？小夜…どうしたの？』

小夜左文字
「Aさん。これをどうぞ」

『…ありがとう…この花は？』

小夜左文字
「花壇で新しく育ててる花です。よく花壇を見てるなと思って。花、好きなんですか？」

『…うん。見てると心が落ち着く』

小夜左文字
「よければ、僕たちの花壇見に来ませんか？」

……

宗三左文字
「おや、Aさん」

『…宗三たちは、この花々を育ててるの？』

宗三左文字
「えぇ。今は夏の時期なので」

『…この花は？』

静形薙刀
「これはアサガオと呼ばれてる花。こちらはアスチルベ、カスミソウにオシロイバナと、この時期に咲く花ばかりだ」

江雪左文字
「水をあげてみますか？」

『…いいの？』

兄様のじょうろを受け取ったAさん

ゆっくりと傾けて、水を掛ける

『…花って強いよね。雨風に当たっても折れることなく、上へと育つ。そして綺麗な花を咲かせる』

小夜左文字
「僕もそう思います」

花と触れ合ってるときのAさんはとても穏やかな表情をしてる

歌仙兼定
「皆、おにぎりを作ったよ。手を洗って食べてくれ」

日向正宗
「夏のこの時期にぴったりのおにぎりだよ」

手を洗い、1口食べる

小夜左文字
「〜っ！す、すっぱい…」

日向正宗
「中に梅干しを入れてあるんだ。疲れた身体にも塩分補給にも梅干しはもってこい。まだあるから沢山食べてね」

『…酸っぱいけど美味しいよ』

日向正宗
「ありがとう」

風が心地よく吹いて、火照った身体を少しばかり涼しくしてくれる

『…主に話してみようかな……』

小夜左文字
「話す？」

『…ううん。こっちのこと』

鶴丸国永
「おーい！Aー！」

『…鶴が呼んでる…私行くね』

小夜左文字
「はい。また来てください」

鶴丸国永
「光坊からで、ずんだ餅を作ってもらったんだ」

『…ずんだ？』

鶴丸国永
「もしかして知らないのか？」

『…うん』

鶴丸国永
「枝豆を潰して、味付けした餡を餅にからめるんだ。これがまた絶品でなぁ。食うか？」

『…食べる。(ﾊﾟｸｯ)…！…美味しい』

鶴丸国永
「まだまだあるからな！」

宗三左文字
「あの2人、ほんと仲いいですね」

江雪左文字
「微笑ましいです」

小夜左文字
「はい」