89、熱情のシンクロ二シティー side-F ページ45
北山さんにもし俺が見えていたら、「二階堂よりお前の方が顔死んでんじゃんかよ。いつまで生ける屍みたいにグダグダしてんだ？」って、怒鳴られてる。
胸がいっぱいになって、布団に潜り込んだ。
すぐに北山さんの手を布団越しに感じる。
K「なあ……怖がらずに出てこいよ。」
北山さんが怖いんじゃない。
新しいステージへ、自分を開く事が怖いんだ。
ここで、北山さんと出会い、北山さんの歌声を聴くほど落ちていく日々過ごしてきた。
反対に、聴くほどに上がっていったニカ。
ニカは北山さんの存在を、自分のパワーに変えていけてた。
俺も、ニカみたいになれる？
自然と自分のリンゴに問いかけている。
2『大丈夫だよ。
北山さんに自分を委ねてみなよ。
きっと全て上手くいくから。
急がずにガヤのペースでね。』
K「今切り替えろとは言わないよ。
今すぐは無理なのはわかってる。
でも、俺がいるからさ。
アイツ、キスマイに入って藤ヶ谷とペアれって、俺に書いてたんだぜ？」
知ってる、ニカが北山さんにそう望んだ事。
北山さんの言葉は、自分の中のニカの言葉とシンクロする。
ニカ、今日はここにいる？
ニカを探して手だけ布団から出してみた。
俺の手は、すぐに北山さんの手に辿り着く。
すかさず北山さんは俺の手を掴む。
K「俺達はアイツから大事なプレゼントを受け取っただろ？
それを飼い殺したら、アイツに申し訳が立たねえんだよ。」
北山さんの手からは、命ある確かな熱が放たれて、俺に染み込んでいくようだった。
それは、北山さんの中からニカが発する熱情でもある。
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kyumapi(プロフ) - みちこさん» 死が誰かの糧になる←人間そんな風に死んだら、それが生きた証や意味にもなるかもしれませんね。こんな話を書いてみましたが、私も自分の余命などまだそれほど意識してるわけでも無く…でもいざとなったら、愛する人の一部になって生きたいと思うのかも知れません。 (2019年11月6日 19時) (
レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 最後にライブのシーンは、実際のライブでの様子をチョイチョイ取り入れてます。蹴破って登場とか「いけ藤ヶ谷ぁ」とか。あと太ちゃんはジャニーさん亡くなった時に天に投げキスしてたという事で。ドームの天井突き抜けてキスが届きますように、願いを込めて☆ (2019年11月6日 19時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - ソフィアさん» いつもありがとうございます。ソフィアさんにはお友達の思い出に纏わるとっても大切な楽曲でしたね。世界観を壊してしまっていたらすみません。でも私も本当に好きな楽曲で、未だに聴く頻度が高いです。ライブで万が一演る事になったら、多分泣きます(T~T) (2019年11月6日 19時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - ともさん» こんばんは(・∀・) こちらこそリクエストをありがとうございます。楽しく書かせて頂きました！お応えするのが大変遅くなって申し訳ございませんでした。ピュアなニカちゃんが永遠に藤北に宿っている…悲しいけれど温かいエンディングとなっていれば嬉しいです。 (2019年11月6日 19時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 完成お疲れ様でした(^_^)いつか死ぬときがきますが後悔せずに生きていきたいと思いますし死はけして悲しいばかりじゃなく誰かの生きる糧になると思わせてくれる作品でした(^_^)ありがとうございますm(__)mまた次作もお待ちしております！ (2019年10月30日 0時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyumapi
| 作成日時：2019年10月6日 22時
