Episode 23 ページ25
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店内に入り魔法動物の歌っている人外の女性を横目で見ながら、ティナとニュートとAの3人は奥の席に腰を掛ける
クイニーとジェイコブはカウンターでお酒を嗜んでいるようだ
T「…前に逮捕した連中ばかり」
N「さっきあるものを見た…あの処刑場で、セーレムの男の子をAと慰めてたね」
T「クリーデンスよ。…母親が虐待を」
ティナは顔を顰めながら話し続ける。Aも辛そうな表情で静かに聞く
T「養子の中でも彼を一番、いじめてる」
N「…2人は止めようと?」
T「それで調査部をクビに。集会で騒ぎを起こしたから_全員にオブリビエイトをかける羽目になった。…でもAは、グレイブス長官が何かを言ったらしくてクビにはなってないわ」
N「…グレイブスが?」
『えぇ。なぜ長官が私を庇ったのか全然分からないけれど』
ニュートはそれを聞いて眉をひそめる
するとそこに、待っていたナーラクが葉巻を咥えニュートの正面に座った
「それで?…怪物だらけのトランクだって?」
N「…耳が早いな。動物の目撃情報や手がかりがあれば_教えて欲しい」
「あんた賞金首だぜ、スキャマンダー。手伝う義理が?普通は通報する」
N「損はさせないよ」
「席料を貰おうか」
葉巻を咥え直したナーラクに、ニュートはモノをテーブルに滑らした
「賞金の方が儲かる」
次にコートのポケットから望月鏡を丁寧に置く
「5つ持ってる」
今度は内側のポケットから橙色の棒状のものを差し出した。アッシュワインダーの冷凍卵だ
「そんなの…」
そこまで喋ったナーラクは、視界に入ったAをジッも見つめる
「あんたA・デハーンだよな?
T「…あの男?」
「あんたはこっちの世界じゃ有名だぜ?濡羽色の瞳とその白い陶器の様な肌が綺麗、しかも顔もカラダも極上とキタ。欲しがる奴も多く居る」
N「Aはダメだ。渡せない」
ニュートは隣に座るAの手をテーブルの下で握る
「おいおい、別に俺は喰おうって訳じゃねぇ。
N「…」
「…じゃあこの話は_まてよ。それはボウトラックルだろ?」
いつの間にかニュートのポケットから顔を出していたピケットに、ナーラクは目をつけた
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リサ - とてもおもしろいです!黒の魔法使いの誕生も見たいです。続き楽しみにしています! (9月13日 21時) (レス) @page6 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
Ao/アオ(プロフ) - とても面白かったです!引き込まれました!!!続きが読みたいと思いました、作者さんのペースで続編書いてくださったら嬉しいです! (2022年4月24日 8時) (レス) id: 28a3b333e4 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 続き!とても!楽しみ!です!!応援してます! (2022年4月18日 1時) (レス) @page39 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
うり(プロフ) - 最高です!大好きです!続編と番外編楽しみにしてます! (2022年4月15日 21時) (レス) id: a53454f4d2 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - 続編と番外編、楽しみにしてます!!! (2022年4月11日 22時) (レス) id: 84c4dc198a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あか | 作成日時:2019年2月11日 19時