Episode 22 ページ24
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安全だと思われるある建物の屋上に来たニュート達
T「グレイブスは事件を動物のせいにするわ。早く捜さないと濡れ衣を着せられる」
N「あと1匹だ。デミガイズのドゥーガル」
T「ドゥーガル?」
N「あーそれでなんだけど…困った事にドゥーガルは目に見えない」
T「…見えない?」
ティナは頷くAを見ると、ニュートに視線を移した
N「そう。いつも透明で…」
T「どうやって…」
N「そう、そこが問題」
『…ティナ、あなたが闇祓いだった頃の情報屋は?ほらあの、変な顔の…』
T「…そうだわ、ナーラクよ。魔法動物の売買もしてた」
N「動物の痕跡に興味あるかな?」
T「商売になる事には敏感よ」
行きましょう、とティナはAの腕を引いた
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大通りから外れ、小路の狭い階段を下がっていくティナ達の後ろに、ニュートとジェイコブも着いて行く
女の絵が描かれている煉瓦の前まで来ると、ティナとクイニーはそれぞれ杖を出し、自分に魔法をかけた
ティナはノースリーブの胸元が開いた黒のドレス、クイニーも胸元が開いた白のキラキラ光るドレス
2人は変身すると、後ろに下がってたAを見た
『…私も?』
T「えぇ、勿論」
Q「Aったら何を言ってるの」
Aは嫌そうな表情で2人のドレスを見ると顔を顰めた
日本の血が流れているAにとっては、大胆な、特に胸元ががっぽり開いたドレスは西洋の人しか似合わないと思っている。
しかし、大勢の人が美しいAのドレス姿を見たいと思っているとはAは知らないだろう
Q「えいっ」
そうこうしてるうちにクイニーに魔法をかけられみるみる服が変わっていく
N「……っ、」
Aの両耳に揺れるピアスと同じ緑色の、ハイネックのロングドレス、
あまりの美しさにニュートは息を呑んだ
Aは遠慮がちに振り向くと、恥ずかしそうに笑った
ティナが動き始めた女の絵にノックをするのを横目に、Aはニュートに向けて杖を振り、小さな蝶ネクタイを結んだ
N「あ、ありがとう…A、そのっ」
『ん?』
N「…とても…き、きれ……寒そう、だね」
『…ふふ、あの二人よりは暖かいわ』
J「…ニュート、お前…」
ジェイコブは今の流れでそれはマジか、と言う視線をニュートに向けた
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リサ - とてもおもしろいです!黒の魔法使いの誕生も見たいです。続き楽しみにしています! (9月13日 21時) (レス) @page6 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
Ao/アオ(プロフ) - とても面白かったです!引き込まれました!!!続きが読みたいと思いました、作者さんのペースで続編書いてくださったら嬉しいです! (2022年4月24日 8時) (レス) id: 28a3b333e4 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 続き!とても!楽しみ!です!!応援してます! (2022年4月18日 1時) (レス) @page39 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
うり(プロフ) - 最高です!大好きです!続編と番外編楽しみにしてます! (2022年4月15日 21時) (レス) id: a53454f4d2 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - 続編と番外編、楽しみにしてます!!! (2022年4月11日 22時) (レス) id: 84c4dc198a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あか | 作成日時:2019年2月11日 19時