【文スト】歴代最年少幹部は太宰さんの妹のようです。2

間章 ページ20

〜第三者(天の声的な)side〜


Aは強くなった。


強くなりすぎた。



Aの強くなり続ける身体に、心がついていけなくなった。


過去の辛い記憶に蓋をし、そちらの修繕より先に身体だけが強くなってしまった。





蓋をし続け、真正面からぶつかろうとしなかった仇がかえってきただけの事だ。






今にも零れそうだった感情を抑えていた蓋が解かれたことで、Aは動けなくなってしまったのだ。




『過去という檻』に捕まってしまったのだ。









しかし、あの男はその檻の鍵を開け、檻を壊してくれた。


きっと、これから先、Aがまた萌美に出会ったとしても、大丈夫だ。





その男とAはまた再会することになるのだが、その事を話すのはまた今度にしよう。

またひとつふたつ話さなければならないこともあるからだ。









────ある組織の登場により、兄妹の絆に大きなヒビが入る話。



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昨日更新できなくてすみません！


今日は↑これ ともう1話出来たら更新しようと思います！

不穏な空気1→←過去という檻7

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