エレベーター・ラブ・ストーリー

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あったかいなぁ。


と思いながら数十分。







私、玉森さんと何喋ったらいいんだ。


と素朴な疑問。







玉森さんの趣味も知らないし。







知っていることは…







オシャレ



カッコイイ



なんでもできる。






っていう会社の人間全員が知っていることのみ。







しまいには玉森ファンクラブ的なグループも居る。



あそこにいる女の子みんな可愛い。








いいなぁ。美少女。







・









『玉森さんの趣味ってなんですか』








この際聞いてみよう。


やっぱり買い物とか？









私服おしゃれそう。

いや、オシャレだわ。









絶対。








・









・









玉「趣味…おさんぽ？」








・









・









…




おさんぽ…








ほわぁあ。


と可愛いの眼差しで見つめる。








なにそれ！？


可愛い！！！









『おさんぽ…どこら辺を？』


玉「え…近所」









近所！？






『今度連れてって下さい』


玉「べつにいいけど」







そう言った彼は


ものすごく。嬉しそうだった。

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