エレベーター・ラブ・ストーリー

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『呼び方…』



玉「玉森さん。堅苦しい」




『し、仕事場なので』








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チョコンと私の肩に顔をのっけた。



あ〜。顔見れない。








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顔みてたいのに…。









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玉「じゃあ、プライベートはいいのね」




『はっ』








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しまった。









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玉「玉ちゃんでも、ちゃん玉でも玉でもなんでもいいからさ〜」








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ちゃん玉…。








なんかそれは…

彼女が言っていい言葉ではない気がする。







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玉ちゃん？それは彼女からして…





ちゃん玉はもう論外








…玉森。違う。









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『…裕太くん』









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玉「ん？聞こえなーい」








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聞こえてるでしょ…



こんな至近距離なんだから。









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『裕太くんって呼びます』




玉「いいこ」









そういってなでなでされて




また君にキュンとしたのは









私だけの秘密。









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玉「大好きだよ」




『…ばか』









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これは…



エレベーターから始まるラブストーリー








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『私だって好きだし』






この独り言は…君には聞こえてないといいな。









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END

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