エレベーター・ラブ・ストーリー

11 ページ11

・








・









・









玉「おーい。佐藤。朝だぞ」









・









・









『え…』



玉「え？」









・








・









この状況を掴めない私。







なんで…

目の前に玉森さんの顔が…？






だれか教えて。









・







・









・









玉「おはよ」



『おはようございます』








・








あれ、ここエレベーターだよね。


なんで頭がふかふかして…






もっと固いはず…








・








・









『うわぁああああああああああっ！！！！』




玉「うるさい」








な、なんかふかふかしてるって。


これ玉森さんの太ももっ！？






なんてレアなんだ。




いい匂いした！！！








・







『ごごめんなさ！！っあいって！！』







・








ずざざと後ろに下がると壁に激突。


今ので脳細胞何万個死んだんだろう。








玉「くくく」








あぁ。

イケメンが笑ってる。






・






笑ってくれたならいいや。









・








・









『まだ救助こないんですか…』



玉「な。どうしてこうなんだか」







てか…昨日。







・







玉「なに、意識してんの？」








横をみると意地悪そうに笑う彼。







・






『えっと…。え』




まず、あれで意識しない女子いない。






・







玉「男はみんな狼だから…」







・








その顔もすべて…

カッコイイと思ってしまう私は重症だろうか。






・









・









・









・








玉「佐藤あのさ…」

「大丈夫ですか？」






・









玉森さんの言葉は…


かき消された。

12→←10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す