【すとぷり】その涙を僕の肩に落としてよ

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色々な質問攻めに


私は焦りつつもイライラしてきた



る「あとさ」


私の怒りはもう限界まできていた

『ごめん。私はあなたと話すためにここに来たわけじゃないの！』


少しは反省してくれるかなって思ってたのに

る「そっか。ごめんね？」

澄ました顔で言ってくるもんだから


『…帰る！』

私は怒りに任せて行動していた

こ「うぇっ！？」

ころん先輩とすれ違ったけど、気にしない

『…おじゃましました』


少し歩いてから、後悔する


『…資料、あの家だ』

資料を持ち帰り忘れていた


どうしよう



今戻るなんて、できない


もしかしたら明日、私が怒鳴ったって言うのかな


不安が頭を占領する


明日、謝ろう

大丈夫


まだ間に合うよ



今の私には、それしか考えられなかった



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るぅとside

わざと怒らせちゃったけど


明日大丈夫かな


る「ころちゃん？ちょっと手伝ってくださーい」

こ「…え？伊藤さん帰っちゃったけどいいの？」

る「？はい。わざと怒らせて帰らせたので」

仕事しすぎなんだ。あの人は

明日早く学校に行ってこっそり先生に渡しておこう

こ「…手伝うのは別にいいんだけどさ、結構怒ってなかった？」

る「普段全く怒らないでへらへら笑っていたので正直怒るのかわからなかったんですけど…ちゃんと怒ってくれました」

失礼な質問ばかりしてしまった

さっき教室でほっぺたのことを聞いた時から、



自分の事を知られるのが好きじゃない


って顔してたから


る「…もしかしたら、家族内で何かあるかもしれない」

こ「え、まじ？」

る「僕じゃ頼りないのでころちゃんが伊藤さんの相談相手になってあげてくださいよ」

こ「僕？」

る「先輩だし、話しやすいと思うから」

多分何かを抱えてる彼女

あのピアノの弾き方は、僕がストレスを発散する時の弾き方と同じで



ほっぺたの誤魔化し方で、ほぼ確信がついた

昨日の放課後、なんで泣いてたのかは


まだわからないけど


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ページデザイン黄色にしてみました。

るぅとくんのイメージカラーです

全くお話の展開変わらなくて申し訳ない…

暖かいコメント、ありがとうございます

評価もお気に入りに追加も本当に嬉しかったです

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