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今、ろんと部屋で二人きり


しばらくの沈黙の中、ろんが口を開けた


こ「…その、さ。将来の話なんだけど」

『将来…?』

こ「僕配信者やってるじゃん」

『うん』

こ「…このまま続けようと思うんだ」

『頑張って』

こ「いいの?」

『んん?』

こ「僕さ、将来Aと結婚したいって思ってるんだけど」

『私もしたいです』


こ「…就職しないで、このまま配信者続けても?」

『うん。ろんのこと好きだから』

こ「でも…」
『やめたいの?』
こ「なわけないじゃん」


『なら続けなよ。好きなことやって楽しそうな姿を私は見たいよ』

思わずろんの手を握ってしまう


ろんは少し切なそうな顔をしていたけど
私を見て笑顔になった

こ「…ありがとう」

少し涙混じりの声

でも、抱きしめられちゃったから顔が見えない


『話したい事ってこの事だったの?』

こ「うん」

『なんだー。もっと深刻な事かと思ってたよ』

こ「僕にとってはかなり深刻な事だよ」

『ふふ。心配しなくてもいいのに』

こ「…お互い安定してきたら、また改めてプロポーズするから」

『うん。待ってるね。』

やっと離してくれたと思ったら
私の髪の毛を耳にかけて

キスをしてくるものですから

私は恥ずかしくなって顔を赤くしてしまうんだ

こ「かわいいー」

『いきなりするのは反則』

こ「どうせ予告したって反抗するでしょ」

『…うん』

久しぶりにしたキスは

ろんが大人になってるって改めて実感させられた

その愛で私を→←.



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作者名:しろ | 作成日時:2018年8月29日 22時

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