【すとぷり】その愛で私を抱きしめてみて (ページ32)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:233,792 hit

. ページ32

アメリカに行って、私は色々な体験をした

まず言語に苦労

たしかに英語は得意な方だと思っていたけど

実際こんなにペラペラなのが続くとどうすればいいのか分からなくなる

半年ぐらいで、あれ？わかるぞ？ってなった

そして料理もビックサイズで

新しく友達になった子とご飯を食べに行く時、いつも量の多さに苦戦した

それでも、ろんと話してたら全部楽しいって思えて

5年間はあっという間だった

日本で働くために、私は今日帰国した

しばらく苺谷家に泊めてくれると、ありがたいことをしてもらうので

ろんが空港まで迎えに来てくれる。

ろ「A！」

『…！！』

どこかな？って探してたら

少し大人びたけど、聞き覚えのある声が聞こえた

どうしよう

声は電話越しでも聞いてたはずなのに

写真も送ってくれて、大人っぽくなったのだって知ってたのに

直接見たら、言葉を失ってしまう

こ「…？A？」

近寄ってきたろんが私に声をかける

『ごめん。かっこよすぎて直視できない』

下を向く

こ「えっ…Aもめっちゃかわいいよ。」

『多分お化粧してるからね…どうしよう久しぶりすぎて…！』

感動して飛びついてしまう

こ「わっ！ほんとAは抱きつくの好きだな」

『いいじゃない。ずーっと会えなくて寂しかったんだから』

こ「僕だってそうだよ。早く会いたいなーってずっと思ってた」

にかっと笑う君

『…もう。』

こ「ねぇA。一緒に住もうよ」

『一緒に？』

こ「だめ？」

『いいよ。毎日楽しそう』

お互い、顔を見合わせて笑ってしまう

『電話では伝えられなかった話したいことが沢山あるの。』

こ「僕も。家に帰る間に話そう」

『うん。』

ろんが運転をしてくれるそうで

それに対してまたドキドキして

私めちゃくちゃろんのこと好きだなって改めて思った