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な「ほれ、布団。」
なーくん先輩がころんくんに渡す
こ「ありがと」
開けて?と言われたので言われたとおりにドアを開ける
こ「よいしょ。…えっと、ね?別に嫌なわけじゃなくて」
『うん』
こ「…ごめん。さっきの話聞いてたんだ」
『さっき?』
こ「母さんと、2人で話してた時の…」
私のお母さんのことかな
『親がいないって話?』
こ「うん。だならちょっとびっくりしてて….その、確かに今日はじめましての男友達だから言いにくいのもわかるけどさ、ちょっとぐらい相談して欲しかったな…それこそくだらない話してる時とかに」
『ころんくん』
こ「ごめん。ほんとわがままだ」
気を紛らわすように布団を敷き始める
『…ごめんね。ちょっところんくんのお母さんが優しくて、ついつい話しちゃった。そう言ってくれて嬉しいよ』
『…ねね。まだ眠くなかったらお話聞いてくれない?事故があった日と、その後の話。』
こ「…いいの?」
『うん。ころんくんになら話せる』
そう言うと嬉しそうに
こ「聞く。じゃあ寝っ転がりながら話そうよ。寝落ちしてもいいからさ」
明かりを豆電球にして、私はころんくんのベットに入る
ちょっところんくんの匂いがするな
そんなこと考える私は変かな?
『あのね、お母さんとお父さんは私のせいで死んじゃったの』
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作者名:しろ | 作成日時:2018年8月29日 22時