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白い肌。凛とした瞳。赤く色づいている頬。背は年下なのだろう私よりも低く、けれど顔は小さくスラッとしている。
つまりスタイル抜群。
金髪の髪の毛はキラキラっと光を帯びていて、パット見女の子みたいに可愛らしい。
けれども、その子が私に発した言葉は想像を絶する物だった。
「‥君、何してんの?もしかして、一人暮らしでも始める気?
やめときなよ。見るからにズボラそうな君が一人暮らしなんてしたら、緩やかに死のうとしてるとしか思えないんだけど」
「‥え?」
最初は、耳を疑った。
こんなに可愛い顔した君が、こんなにも惨い事を言うとは信じられなかったからだ。
私の様子を見て、君はニヒルに笑った。
「‥君、いかにも馬鹿って感じだね。
正直呆れる‥」
そこまで言って、君は凛とした瞳に僅かな陰りを見せた。
現実味を薄れさせる、独特な世界がそこには広がっている。
「でも、僕そう言う
──気に入った」
そこまで言って、赤い甘い唇を器用に動かした。
「君、僕の家おいでよ」
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なつぞら - 更新、楽しみに待ってます! (2019年4月25日 17時) (レス) id: 99bf17d47b (このIDを非表示/違反報告)
東條渚**(プロフ) - ますぱさん» ありがとうございます!出来るだけ早く更新出来るように、頑張ります。 (2019年1月26日 21時) (レス) id: e9bdd05770 (このIDを非表示/違反報告)
ますぱ - 早く続きが見たいです (2019年1月26日 20時) (レス) id: 8c946d5060 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杠羽渚** | 作者ホームページ:
作成日時:2018年12月2日 17時