過去編〜10〜 ページ12
セーラはそのまま倒れた。セーラからは止めどなく血が流れていた。
A『お前らなにやってんだよ.......ふざけんな......』
私は怒りが爆発し、私を押さえていた二人の男を気絶させるほど、殴り蹴った。
セーラの方を振り返るとあの男はいなくなっていて、血だらけのセーラだけが残っていた
A『セーラッ!お願い目を開けて.....』
でもセーラは........
セーラはもう意識を取り戻さなかった。
A『ごめんね、ごめんね.....本当にごめんね....』
セーラを抱き抱えたまま、私は泣いた。大声で叫ぶように泣いた。
すると突然後ろから鉄の棒で肩をおもいっきり殴られた。振り返るとそこにはリーダー格の男
が、ニヤニヤしながら立っていた。
リーダー格の男「いいきみだ...どうだった?仲間が目の前で殺されるところを見て....?
まあ、お前が殺したも同然だけどな。お前が余計なことをしなけりゃよかった話だ...
憲兵は憲兵らしく腐ったままでよかったんだよ。
次はお前の番だったな.....?俺が殺してやるよ」
私は後ろにさがった。だけどすぐに壁に追いやられた。
男が立体機動の刃を取り出した.....
ああ、もう私死ぬんだ....でもいいやセーラのところに行けるから。そう思い目を閉じた。
ズシャ....
突然、刃と刃が重なる音がした。ゆっくりと目を開けて見る。するとそこにはユウキが立っていた。
ユウキがリーダー格の男が持っていた刃を立体機動で簡単に落とした。そしてそのまま男の首もとに
立体機動の刃をおいて、こう言った。
ユウキ「俺のAを殺してやろうなんて、1000年早いんだよ.....、Aには指一本
触れさせない。分かったか?」
そう言ってユウキは男の腹を殴った。男は気絶したのか、ぐったりと床に倒れた。
ふとユウキが振り返った。そしていきなり、私に抱き締めた。
ユウキ「大丈夫か?どこもケガしてないか?....守れなくてごめん。俺がもっと早く来ていれば
怖い思いはさせずに済んだのに...本当にごめん」
あれ...なんでだろ.....
ユウキに抱き締められた瞬間、凄い吐き気を感じた。
なぜかだろう...こんなに、ユウキを怖いと思ってしまうのは。
ユウキ「...っ、おいA、しっかりしろ!おい....」
それからの記憶はあまり覚えていない。
作者からのお知らせ
さて、とうとう過去編10に、なってしまいました....(過去編なのに長い...w)
あと2話ほどで本編にいけると思います。
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作者名:星空燈佳 | 作成日時:2016年1月5日 18時