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何を!!! ページ29

翌日、使用人が起きる時間に起きました。
せいら様のお部屋に参りましょうか。

「せいら様、失礼致します」

せいら様のお部屋に入室しました。

「せいら様、ご起床のお時間ですよ」

「んんん、あら、ヒメノ。おはよう」

「おはようございます」

…せいら様が下をお向きに。
花様でしょうか♪

「アズサお姉ちゃん!」

「花様!!」

「ごめんね、なかなか話せなくて…」

「いえ、お気になさらず♪」

「せいらお姉ちゃんは大丈夫かな??」

「えぇ大丈夫ですよ。お食事後にせいら様にお伝えしようと思っております」

「そっか、わかった!わたちも聞くね♪」

「花様もですか♪」

「うん!!」

花様も聞いてくださるとは…
嬉しいです♪

「せいら様、お食事の準備ができました」

あ、この声、ツバキさんだ。
お食事の準備ができたのですね。

「花様、参りましょうか♪」

「うん!!!」

花様のお手をとり、お部屋を退室しました。
リビングに向かい、花様を椅子に座らせました。
お食事を召し上がられたあと
せいら様のお部屋に向かおうとした時

「ヒメノさん」

「はい、何でしょう?」

「少し話したいことがあるのですが、いいですか?大事なことなのです」

「…大事なこと、ですか。かしこまりました。」

大事なこと……何でしょう…
ツバキさんに連れられて来たのは
私の部屋。
そこに入った時、

「そこの椅子に座ってください」

と言われ、座りました。
すると、後ろから目隠しのようなものをされました。
そして
両手を後ろに持っていかれて、縄?のようなもので縛られました……

「ツ、ツバキさん!?何をするんです!?」

「あなたにはここにいてもらいます。……せいら様、花様のお傍に仕える姿を…見たくありませんから。」

「そ、そんな…!」

ツバキさん、こんなことをするなんて……

「せいら様には体調が悪く、休んでいると伝えます。では」

「ツバキさん!!」

…行ってしまいました。
ツバキさんがこんなことをするなんて……
花様…せいら様……

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作者名:さくや@執事・メイド | 作成日時:2018年9月26日 10時

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