心配 ページ14
私は食事会に参加されている方々の
サポートをしております。
お屋敷の案内をしたり、
遊び場所で、旦那様のご友人の御息女の方と
話をさせて頂いたり。
せいら様のことや旦那様、奥様のこと
執事たち、メイドたちのこと、
それらをお話しておりました。
「へぇ、すごい人たちがいるんだねぇ」
「そんなことはございませんよ。私たちメイドや執事は、旦那様と奥様、そしてお二人の御息女でおられるせいら様に誠心誠意お仕えする者たちでございます。使用人として当たり前のことをしているだけですよ」
「それがすごいと思う。私は仕えさせてる側だけど、執事やメイドって、いろんなこと学ぶんだよね。マナーはもちろんだと思うけど、主人に迷惑がかからないようにとか、そういうところに繊細だから、主人側でも君たちのことを尊敬してるんだ」
「そんな、尊敬など…恐縮です」
お嬢様にこのようなことを言われるなんて
本当に恐縮ですね(笑)
謙遜してしまいますが
ありがたい言葉は受け取らないと
逆に失礼ですからね(笑)
すると、奥様が私のところに来られました。
「ヒメノ、花が泣いてるの。あなたに来て欲しいって言ってるから行ってちょうだい」
そ、そんな!花様が!?
大変ですね、花様がお呼び……
行かなくては。
「承知いたしました。失礼致します」
花様……いかがなさいました…
なぜお泣きになっているのです……
「花様っ!!」
「ヒメノ……お姉ちゃん!!……っうわぁぁぁん!」
おっと、花様が私に抱きついてこられました(笑)
「とりあえず、お部屋に参りましょうか、花様??」
「う、うん、グスン」
私は花様の隣に並んで
お部屋に向かいました。
……花様、何があったのです………
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作者名:さくや@執事・メイド | 作成日時:2018年9月26日 10時