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露「雪音は今まで通り僕の家に住まわせる。
彼、いや彼女だってそれが良いに決まって
んだろう?」
仗「はぁ?そりゃあ本人に聞かねぇとわかんねぇことだろーがよ、なぁ?」
同意を求めるように二人が俺を見つめる。
雪「あの、えっと、あ、俺は、……」
承「待て、そう追い詰めるな。次飛び出していったらどこに行くか分からないぞ。」
露「…すまない」
仗「…う、またやっちまった、わりい」
雪「…俺は、その、まだ、露伴先生と、一緒に、居たい、です……」
仗助が傷付いたようにさっと顔を伏せ、胸が痛くなる。
雪「その、ただ、環境を変えたくないだけなんだ、それに、俺にはその、そういうのはよくわかんないんです。ゆっくり考えさせてくださいよ、それに俺、失恋したてですよ。勘弁してください……」
露「そういえばそうだ、君の……元カレ、と言っていいのかわからないが……音石明。君、そもそもあの男とどういう関係を築いてたんだ?気を遣ってたが、この際きっちり聞かせてもらうぜ。」
仗「そうだ、俺も気になってたんだ。あの野郎に先越されてるなんて考えただけでゾッとしちまうんだからよ」
2人とも、かなりの剣幕である。
明との関係…か、
雪「えーと、その、明とは……音楽の趣味で出会って…一緒にバンドを、やってたんです。最初はその…普通の友達で、でも何かの勢いでキスしたらそのままついやっちゃって、そっから何かだらだら続いちゃって、そんな感じです。」
露「おいおいおいおいおいおい雑すぎるんじゃあないか!?ついやっちゃってって何だ!えぇ?君なぁ!!」
仗「………つい……やっちゃって………」
雪「俺に純粋なイメージ持ち過ぎじゃあないですか!?あんた等が思ってるよりずっと!!尻軽なの!俺は!」
仗「っな、」
仗助は顔を赤くして目を背けた。
雪「良いですか?俺は正直その、相手が誰でも別に良いんすよ、そりゃ顔は良い方が好きですけど。一時楽しけりゃそれでいいんです、仗助にも露伴先生にも、そう思ってもらってるってのは滅茶苦茶嬉しいですよ、2人ともイケメンだし、俺に優しくしてくれる、優越感だって…感じますよ、まるで少女漫画だ。だからこそ、俺にはちょっと勿体無さすぎるんですよ。」
露「勿体無いって、君なぁ…」
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式姫 - この作品とても面白いです!!次回も楽しみにしていますね!更新ファイトです!! (2019年1月13日 0時) (レス) id: 9f64c044c4 (このIDを非表示/違反報告)
Eve(プロフ) - キュアトロ推しさん» ふぉおなんと嬉しいお言葉!!!!感謝感激雨あられで御座います。°(°´ω`°)°。これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願いします!!! (2018年3月29日 1時) (レス) id: d64a7214eb (このIDを非表示/違反報告)
キュアトロ推し(プロフ) - ぅぅぅぅこの先がきになって仕方ないです…!こんな素晴らしい作品を作ってくださりありがとうございます!!!神作です!これからも応援してます!頑張って下さい!!!! (2018年3月29日 1時) (レス) id: bb8c54bc53 (このIDを非表示/違反報告)
Eve(プロフ) - あんころもちさん» コメント有難うございます!!!!これからも露伴、仗助、雪音の絡みをたっぷり書かせて頂きますので何卒よろしくお願いします!! (2018年3月12日 20時) (レス) id: d64a7214eb (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - はうぅ〜…私も露伴のほっぺをつんつんしたり、ぷにぷにしたい〜雪音のほっぺをつんつん、ぷにぷにしたいよ〜(*´∀`*) (2018年3月12日 20時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:素振りをする素振り | 作成日時:2018年2月1日 22時