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side潔
「はい。さーんにーいちー」
「なっ！」
絵心のカウントの同時に映されたのは、白い髪の男の子。まず思ったのは、整った顔だなって。
目鼻立ちがすらっとしていて色白い。
驚いているのか丸くなった目は、俺とは対照的で明るさを持った碧。
若干上がった眉も細くて長い。
正直驚いた。人間味が無かったから。
でも、
「......俺、こんな髪長かったっけ、」
少し厚みのある、ピンク色の唇が開いたかと思えば。
(なんだコイツ......？)
うつむきがちに前髪を撫で、そしてぐしゃぐしゃ乱して顔を隠した。
わけわかんねえ......そもそも誰だよコイツ
「蒼指A、です。......よろしくおねがいします」
......
それだけかよ......！？
「なんなんだろ、この子？」
蜂楽と目が合う。同感だ。
周りもざわついてる。
「......阿呆か」
！絵心......
「だ、だって他に言うことなんか何も___」
はあ。絵心はそうため息をついて言った。
「蒼指A。俺のシモベ、要は雑用係。ただし仕事はしない。ハイよろしく〜」
「よ、ろしく......？」
仕事はしない雑用係？
は、はあ？わけわかんねえええ......
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作者名：とうしろ | 作成日時：2022年9月4日 1時
