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高麗国２ ページ5
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「モコナもお手伝いする――！」
『皆で拾った方が早いな』
「ほら―、黒ぴんも拾って――」
「あ――？めんどくせーなー」
そう文句を言いいつつ黒鋼も手伝いだした。
「あいつら、また市場で好き勝手して！」
「この町にも早く
住人のその言葉に
「ヘンな格好」
小狼と目が合うと春香は一言そう言った。
「あははははは―、ヘンだって――。黒りんの格好――!!」
春香の言葉に真っ先に反応したファイが黒鋼を指差す。
「黒鋼へん―」
『はは、本当だのう』
それに便乗してモコナとAも黒鋼を指差した。
「俺がヘンならおまえらもヘンだろ！」
目尻を吊り上げ、黒鋼は三人に怒鳴った。
「おまえ達、ひょっとして!!来い！」
何か思い当たることでもあったのか、春香はさくらの手を掴みダッと駆け出した。
「あ！待って下さい！」
「なんか忙しいねぇ」
「きゃ――、モコナ落ちちゃう―」
『すまぬな、おじさん』
「めんどくせ――！」
三人とモコナは走り去った春香とさくらの後を追い、その場を離れた。
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作者名：秋姫 | 作成日時：2018年12月17日 12時
