114_ ページ14
晩ごはんも食べ終わって片付けも終わってお風呂時間
とも「お風呂どうぞ」
「ちょっとだけ仕事のメールするから
とも先に浴びちゃって」
とも「じゃあ、先入るわ」
年末まで仕事熱心だね
上がれば仕事は終わったみたいで
「わたしもお借りするね
洗濯機はまわしていいの?」
とも「いいよ」
「りょーかい、ちゃっちゃか回しちゃうね」
ってカバンごと持って行った
しばらくすると
シャワーの音も止まったのに
やたら時間がかかってる…
女の子だしいろいろ準備があるのかな?
って思ってたけどさすがに…
とも「…ねえ、大丈夫?」
「…大丈夫じゃない」
とも「え?」
「…着替え忘れた」
とも「リビング?」
「…ちがう、新幹線…」
とも「さっきのカバンは?」
「ご実家に持っていくお土産だった
完全に勘違い…」
とも「…とりあえず俺の服持ってくるから
ちょっと待ってて」
ってTシャツと短パンを
少しだけ開けた隙間から渡した
リビングで待ってたら
すごく不自然な感じで距離をとって
ソファの端に座るまゆ
とも「久々なんだし近く来てよ」
「…いや、えーと、それは無理かな」
とも「え…なんで…どした?」
「…さっき着替え忘れたって言ったでしょ?
時短短縮しようと思って
お風呂入る前に脱いですぐ洗濯回しちゃったの」
とも「?」
「…だから、下着を洗っちゃいまして…」
とも「…ノーブラ?」
「下も…」
気づかずTシャツ短パンだけ渡す俺も
気使えてないけど…
正直、目の前にいるまゆがただでさえ
俺の上下でだぼだぼで着てるだけでも可愛いのに
その下は下着上下無し?…ご褒美かな?
とも「…俺は気にしないよ?」
「私は気にする」
とも「今からドンキ行く?」
「下着なしで?」
とも「買ってこようか?」
「それは申し訳なさすぎる
明日には乾くし諦める…から、近づかないで」
とも「それは無理」
って近づくと逃げようとするから捕まえる
抱きしめた腕に当たる胸は本当にブラ無くて
柔らかすぎる
「ねえ!ダメだって」
とも「無理。
…まゆは、いちゃいちゃしたくないの?」
「それは…したいけど」
とも「じゃあ、いいじゃん
手間省けたってだけで」
「!!へんたい」
とも「うるさい」
って抱きしめてキスすれば
「お手柔らかに…」
って静かになる
ご褒美過ぎるけど、理性との戦いだなあ…
100人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくま | 作成日時:2021年9月16日 12時