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本丸*15 ページ16

「たとえ平野がかかっていても、
僕は手加減しませんよ。」


それは、その言葉は、
私が暗殺されないと信じてくれているからだろうか。

だとしたら、とても嬉しい。


「うん、全力でかかってきて。
じゃなきゃ私は暗殺されませんから。」

「はい、頑張ります」


二人そろって不敵な笑みを浮かべて
お互いの目があって素の笑いがこぼれる。あぁ、面白い。


「ふふ、そろそろ台所行こうか。」

「ッはい」


前田藤四郎君をつれて台所へ向かうと、
一期一振君と燭台切光忠君がハンバーグを焼いて、その他の子達が盛り付けて大広間へ運んでいた。

ご飯も冷凍庫に入っていたのを炒飯にして出している。
さすが、家事得意を自称するだけある。


「僕もお手伝いしてきます。雪さんは…」

「そろそろ全員分出来そうだからね。
また大広間にみんなを集めてくるよ。お手伝いは頼みました」


そう言うと前田藤四郎君は頷いて兄弟の元へ駆けていった。
私も背を向けて各部屋へ向かう。

…暗殺、してくるかな。


「ごはん出来たんで大広間に集まってくださーい」


大声で各部屋を回る。
わざわざ開けたりはしなかった。

…引きこもりがいる、って聞いたからね。
彼らの相手はゆっくりやりたい。

そうして最後の三条の部屋へ着いた時、

シュッ

いきなり目の前に刀が現れた。
瞬時に退いてなかったら少し危なかったくらいだ。


「チッ…仕留め損ねました。」

「よいよい、
人の子の力を見ておきたかっただけだからな」


三条の部屋から出てきたのは
三日月宗近君と、白い髪の狐人。


「暗殺失敗ですね。
私の観察は上手くいったようですが」

「おや、気付いていたか」


そりゃ気付いていたとも。
台所で燭台切光忠君と料理していた時からしていた視線。

あれは、三日月宗近君のものだと。


「本当は…何が知りたいんです?」

本丸*16→←本丸*14


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凛音 - 本当に面白いです!続きがめっちゃ気になります!頑張ってください! (12月4日 2時) (レス) @page39 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫 - 続きが観たい! (2021年10月13日 21時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
蝶桜 - この神作品とても面白かったです。続編が気になります!ですが更新停止中ですけど大丈夫ですか?応援していますよ! (2020年11月24日 23時) (レス) id: 6ca4bff9b3 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き!!(プロフ) - 続きがとても気になります。更新楽しみにしてます!! (2020年7月24日 20時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ヤバい!めっちゃ面白い!続きが気になるので頑張ってください!あっ!無理せずにです!このお話の続きをゆっくり待ってます! (2019年3月26日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレハ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年8月29日 0時

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