検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:554 hit

りんご型爆弾大事件【10話】 ページ19

―そんなのもう必要ないだろうが、なあ佐藤公平―

まさかと思うが、犯人がりんごジュースを指定したのって・・、
「もちろんわかってるさ。あなたは私がりんごジュースを半泣きで眺めているのを見て、私がりんごジュースを苦手だと誤解した。そして復讐の時には上手く利用しようと考えた訳です」

―ああ、ほぼ合ってるよ。確かに俺はお前をぎゃふんと言わせたかった。ただそれだけなんだ。たくさんの人に迷惑を掛けたのはわかってるよ。ちゃんと罪を償うよ―

「やっぱりあなたは大罪を犯せるような人じゃなかったんだ。だから俺も・・」
・・公平、あなた何を言うつもりです?



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぎゃふん」



「???????????」

もはや私には公平が理解できません。

「だから寺岡さんは俺にぎゃふんと言って欲しかったんだろ?だから・・・・ぎゃふん」
いや、そう意味ではなかったと思うんですが・・。

―はははっ、お前面白いな―

犯人さんにはウケたらしい。

その後、寺岡は自ら出頭し、罪を認めた。まあ、爆発はさせていないし、そんなに重い罪にはならないだろう。

りんご型爆弾大事件【最終話】→←りんご型爆弾大事件【9話】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:コメディ , 探偵 , 二重人格の変人とオカン系男子   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:商社へGO(しょーごしゃん) | 作成日時:2017年8月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。