３０５号室の窓から【黄瀬涼太】

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ふと花壇から目を話す。



とても楽しそうな声が聞こえる。






「ちょっと青峰っちだけずるい！！」




「ハッじゃあお前も食えばイイじゃねぇか」




「バニラシェイク飲みますか」




背的に高校生かな？



数人の男の子が病院前の道路を歩いている。






いいな




楽しそう







貴「！」





パチと黄色い髪の男の子と目があった。





私はどうしたらいいかわからなかったので




とりあえずペコっと頭をさげた。






そしたら




向こうも礼をしてくれて




ヘラっと笑った。







貴「ッ………」







なんか今、とてもポカポカする。



私に気づいてくれたことが





何よりも嬉しかった。






あの人は





誰だろう。

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