年の差兄弟。【ars】 part4 (ページ8)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:86,543 hit

和也side ページ8

.

翔「おもちゃー！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

店内に入るとテンション上がっちゃったのか雅にぃの手を離して走っていった翔。

当然この人が黙ってるわけもなく…

雅「しょーちゃん！待ちなさい！」

やっぱりね;

雅にぃの瞬発力には足元にも及ばず、一瞬で捕まった。笑

雅「翔ちゃん、にぃが言いたいこと分かるよね？」

たぶん、せっかくの楽しい休日に叱られるのは
お互いに嫌だろうからそう言ったんだろうね。

雅「お店の中は、はし…？」

翔「はし、らない！」

雅「そう。わかればよろしい^ ^

急がなくていいから、欲しいのあったらにぃに教えてね！」

翔「はーい！」

.

俺もバギーを押しながら店内を回る。

潤はまだ自分で選べないから、こういう時は候補の中から決めてもらってる。

…わー、これかわいい。

見つけたのは、ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝのお医者さんごっこができるセット。

職業柄、こういうのが目に入りやすいのかも。笑

でも、潤にごっこあそびはまだ早いかな？

和「じゅーんー、好きなのあるー？」

ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝのおもちゃがずらりと並べられたコーナーを、

潤に見せながらゆっくりまわる。

潤「んっ、んん～」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

和「あー、降りたいね。

降ろしてあげるから足バタバタしないの。笑」

動き回る足をつかまえて、小さな足にサンダルを履かせた。

和「どれ欲しいのー？」

潤「ん！」

潤が指差したのは、ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝの中に出てくるカバおくんの20センチくらいのぬいぐるみ。

おとなからしたら、‘それでいいの！？’って思ってしまう。笑

和「潤はカバおくんが好きなんだね。」

なかなかマニアックなとこいったな～。笑

ぬいぐるみをカゴに入れて、さらに歩く。

いつの間にか雅にぃ達と別行動になってたなーと思ってスマホを開くと、

1人でショッピングモール内のドラックストアに行った智にぃから‘車に買ったもの置いてくるねー’ってメッセージが来ていた。

もう少ししたら合流できそうかな。