04.お願い ページ4
鬼灯「あなたが死んだら、極楽満月はどうするんですか?
桃太郎さんに職を与えたのは私なんです。それに彼は自分印の薬を作ると言う夢があります。
私ではそんな面倒をみれませんよ?」
白澤「僕がストーカー行為のために現世に行ってたと思う?
現世の僕の弟子にアドバイスをもらいに行ってたんだよ?」
鬼灯「それって…まさか…」
白澤「ルチルちゃんも研究は上手くいってるみたいだし、もう少ししたらこっちに来るよ。
だからお店はルチルちゃんと桃タロー君にまかせるよ」
鬼灯「そうですか…ルチルさんを見守ってくれていて…ありがとうございました」
白澤「お前に礼を言われると気持ち悪いよ。
そんなのいらないから、僕が人間に生まれ変わったら協力してよ」
鬼灯「それが最後の願いですか?」
白澤「お前にする最初で最後のお願いだよ」
鬼灯「なら聞きましょう」
白澤「人間に生まれ変わったらシンシャちゃんと再会させて」
鬼灯「それだけでいいんですか?」
白澤「うん」
鬼灯「縁結びは?」
白澤「大丈夫。僕とシンシャちゃんは絶対に結ばれる運命だから」
鬼灯「どこからそんな自信が湧いてくるのやら」
白澤「これでも僕は中国の神獣だよ?吉兆の印の瑞獣なんだから」
鬼灯「瑞獣を辞める不届き者のくせに」
白澤「でも、僕が幸せだからそれでいいの」
鬼灯「全く…めでたい頭で平和ボケしていて…つくづく幸せな奴め」
白澤「それは褒め言葉として受け取っておくよ」
2014.10.17
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作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時:2014年10月20日 19時