40.ストーリーテラー ページ40
神無月 出雲
「では去年までのあらすじを」
「はい。白澤様は都会の医者の次男として生まれ、Aさんは田舎の末娘として生まれました」
「すでに再会の余地はなく、絶望的だったのでAさんの親を都会に転勤させました」
「同じ学校でも都会はマンモス校。同学年なのに小中学校では互いの名前も知りませんでした」
「中学校3年にして鬼灯様が焦り、現世で加々知として仕事中にAさんに怪我をさせ、白澤様の病院に入院しています。この時二人は初めてお互いの存在を知ります」
「すでに女好きとして名を知らしめていた白澤様ですが、Aさんと出会ってからはそれを辞め、Aさんに付きまとうようになります」
「しかし、ここで9年連続で使ってきた縁結びの札の効果が切れ、白澤様とAさんは付き合う事なく別々の高校に行きます」
「高校生活では色恋沙汰もなく、お互いに寂しさを感じながら過ごしています」
「で、去年。2年休ませた縁結びの効果も戻り、二人は同じ大学に入学。互いに医学部、薬学部と学部は違いますが"東洋医学研究会"というサークルで運命の再会を果たしています!!」
「で、今年は?」
「今年は…」
大学
A「すごい。加々知先生はなんでも知ってるんですね」
加々知「私はサークルの顧問ですが、非常勤なので滅多に大学には来ません。
でも、私でよければなんでも聞いて下さい。
Aさんならいつでも、なんでも、手取り足取り教えてあげますよ」
加々知(鬼灯)はAの手を取って名刺を手渡す
白澤「加々知!!てめぇ僕のAちゃんに手を出すなよ!?」
加々知「はっ。ただのボンボンが王子様気取りですか」
白澤「僕はAちゃんと出会うために生まれてきたんだ!!
Aちゃんが僕を愛してくれなかったら、僕は死んでやる!!」
加々知「Aさんの彼氏は病んでいるようですね」
A「中学校の時はこんなんじゃなかったんですけどね」
加々知「怖くなったら連絡を下さい。すぐに飛んできますから」
白澤「人をヤンデレみたいに言うなよ!!」
A「ヤンデレ…だよ?」
白澤「Aちゃんまで酷い!!」
A「じゃぁ、白澤をヤンデレにしてしまった私はもっと酷いのかな?」
白澤「酷くないよ。これは幸せな恋の魔法だからね。
僕は何回生まれ変わっても、Aちゃんを見つけ出して結ばれるんだ。
だって、僕にはAちゃんしか愛せない呪いがかかってるんだから」
2014.10.14
53人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時:2014年8月31日 7時