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ものすごく驚いた顔をした傑くんに、顔に書いてあるよ、と言えば自虐的に笑っていた。
「…多分、辞めたいわけじゃ、ないと思うんだ」
『うん』
「色々重なって、なんの為に自分が戦っているのか、なんの為に呪霊を取り込むのか、わからなくなってしまった…」
『…そっか』
「……Aが今現れてなかったら、私は、……っ、」
『……私が、未来に帰ったとき』
「？、」
『私の大切な人が死んでたんだ、私のせいで、死んだんだって。すごく悲しい顔をさせちゃった。その大切な人達を助ける為に私はまた過去に来ちゃった』
どういうことかわからない、という顔をしている傑くん。私は硝子さんの歪んだ顔を見た瞬間に決めたんだ。彼らに笑っていて欲しい。三人で明るく笑える未来でいて欲しい。
『私は、もう大丈夫、って言ってくれるまで過去にいようと思う。』
「もし、ずっと言わなかったらどうするんだい」
『……その時はずっと一緒にいるよ傑くん』
そっ、と手を握って傑くんに笑いかける。驚いたように目を見開いて、え、、と口を開けていたそんな間抜けな顔ですらかっこよく見えちゃうんだから。
「……A、」
『ん？』
「私が、」
傑くんは私に縋るような目で見つめてきた。まるで、まるでそれは…
「呪術師としての道を外れたとしても、」
手を振り払うだけで壊れてしまいそうな、脆くて、弱い、怯えた目をしていた。
「共に、来てくれる、かい、？」
『…傑くん、』
少し震えているその大きな体を優しく、包み込むように抱きしめた。一瞬体は強ばったけれど、私の袖を弱々しく掴んでいた。
『言ったでしょう？、私は、傑くんが大丈夫って言うまで一緒にいるよ、例えそれが誰かに間違っていると言われても。……でもね、忘れないで』
「……何を、」
『貴方がいなくなるとたくさんの人が悲しむことを、悟や、硝子さん、悟は一人で【最強】になったかもしれない。でも、傑くんがいないと、ダメなんだよ』
赤ん坊をあやす様に背中を一定のリズムで叩く、大丈夫、大丈夫、と安心させるように頭を撫でた。
私のその行為には何も言わなかったが、今だけは腕の中で啜る声を聞かないふりをしよう。
『もう、一人で抱えないで、』
・
トろは夏油推しなので結構絡みが多いです。(ここが結構重要な場面ということもあるが)
落ちは決めてないですえへ
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HOA(プロフ) - めっちゃ続き気になります…更新頑張ってください！ (10月2日 21時) (
レス) @page47 id: 8a892d4b08 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかそ - はじめまして！めちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃいました、、、！！続きめっちゃ気になりすぎて寝られないぐらいです！更新土下座待機してます！頑張ってください応援してますー！！ (2023年3月2日 11時) (レス) @page47 id: 515339af0b (このIDを非表示/違反報告)
すいー - うわぁぁあめっちゃ続き気になるぅwなんかめっちゃ"そうゆうことかー！"ってなりました！(笑)更新頑張ってください！ (2022年12月29日 15時) (レス) @page40 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - シルバーさん» ほんとですね！！慌てて作ったので消しわすれました！！教えていただきありがとうございます！！ (2022年7月10日 19時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - ｵﾘ/ﾌﾗ立ってます。外して下さい。 (2022年7月10日 19時) (レス) id: 4df619e2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トろさん | 作成日時：2022年7月10日 19時
