監視 ※番外？ ページ24
あれから数日が経った。
あれっきり、追われる事は無かった。
なんだったのだろうか？ と気になるのは確かなのだが、その代わりに一つ気になる事が出来たのだ。
部屋にいると誰かに見られているような感じがするのだ。
私しかいないはずの部屋に、まるで壁や天井……そして家具にまで目がついたかのような感覚。
最初は人形か何かかと思ったが、私の部屋には人形なんて置いていない。
……だったら、この感覚はなんだろうか？
「どうしたの？ 最近元気ないじゃん？」
「えっ？」
朝から不安そうな顔をした私を心配してくれたのだろう、友人が私に声をかける。
「ううん、なんでもないよ」
「ほんとーに？」
「本当」
念を押されて聞かれるが、これは口を開いてくれないと判断したのだろう。
「そっか、でも何かあったらいいなよ？」と言ってくれた。
優しい友達を持った事は嬉しいのだが、故に言いにくいものなのだ。
心配をさせる訳にはいかない、迷惑をかける訳にはいかないという念があるから。
はぁ、とため息を一息吐いた瞬間だった。
部屋でも感じるあの感覚が体中を走ったのだ。
周りを見てみるが、私を見ている目はどこにもない。
「長月さん、先輩が呼んでるよ？」
と、クラスメイトの子が私に教えてくれた。
「ありがとう」と一言お礼を言って席を立って先輩の元へ向かう。
先輩と目があった瞬間、悩みの種である『あの感覚』が微かに走ったのは……きっと気のせいだろう。
◇
敢えて先輩の名前とか一人称とか出さなかったのです。
この先輩を好きなキャラで見てもいいし見なくてもいい……そのうち修正か削除しますすみません。
ストーカーだと思ったら大人の人に相談しましょう、クソ作者とのお約束です。
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まゆ - 面白かったです^_^奥が深い話が多いですね^_^すごいです！これからも、頑張って下さい^_^ (2017年8月17日 15時) (
レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)
鳴神月さんちのトルテさん - ちなみにですが、シュレディンガー〜は狛枝くんです。 (2016年4月14日 12時) (レス) id: 135a05a3e0 (このIDを非表示/違反報告)
鳴神月さんちのトルテさん - 壬埜亜さん» 初めまして、今更になってしまい恐縮です。 他の短編小説にて同じ意見を頂きましたので現在策を講じている最中でございます。 約1年越しの返信なこと、大変申し訳ございません。 (2016年4月12日 5時) (レス) id: a12c22e8d5 (このIDを非表示/違反報告)
壬埜亜(プロフ) - シュレーディンガーの猫、って狛枝ですか？苗木ですか？やっぱり題名の後にちゃんと名前書いたほうがわかりやすいです・・ (2015年2月2日 7時) (レス) id: b49bc34f07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トルテ | 作成日時：2014年5月11日 3時
