まじぴえん(白目) 3

第百二十三話 ページ24

side佐久早






…あいつ余計なことを…！！！









貴「どの指テーピングすればいい？」









「…あ、み、右手の人差指と中指を…」









貴「了解！」









そう言うと幼馴染みさんは俺の手を取りテーピングし始めた









よし、頑張って若利くんのことを聞くぞ…









「あ、あの若利くんの幼馴染みなんですよね？その、昔の若利くんってどんな感じだったんですか？」









貴「昔の若利か…んー今とあんまり変わんな…あ！そういえば若利昔は結構怖がりだった！」









…あの若利くんが怖がり…？









貴「肝試しとかしたとき俺にしがみついて一回も離れなかったなー真顔だったけど」









「…若利くんが、怖がり…意外ですね」









貴「な！俺若利には怖いものないと思ってたもん」









…たしかに

俺もそう思ってた









貴「あ！これ話したこと若利には内緒な！」









そう幼馴染みさんは笑顔で言った





…古森が言ってたこと今わかった
これは癒される









…あ、そうだ
マネージャーのこと、聞いてみよう









「…あの、幼馴染みさんは、なんで選手じゃなくてマネージャーやってるんですか？」









貴「あー…俺運動音痴でさ…でもバレーを見るのは好きだから…だからマネージャーやってるんだ」









「…そうなんですか。すごく運動できそうに見えますけど…」









貴「いや、まじで俺運動できないよ。体育の成績1だもん…」









若利くんといい幼馴染みさんといいギャップがすごいな…









「若利くんもですけど、幼馴染みさんも意外ですね。人は見た目によらないんですね」









貴「たしかに！あ、いい忘れてたけど俺は水瀬A。君は佐久早くんだよね？若利からいろいろ聞いてるよ」









「！はい(若利くんが俺のことを…)…あの、Aさんって呼んでいいですか？」









貴「うん！いいよ！…よし、テーピングもこれでOK！」









「…ありがとうございます。あの、俺のことは、聖臣って呼んでください。呼び捨てでいいです」









貴「！わかった！よろしくな！聖臣！」









「はい、よろしくお願いしますAさん」









古「おーい！そろそろ試合始まるぞ！」









「うん。…じゃあ俺行きますね」









貴「頑張れよ！」









「！はい」









俺は上機嫌でみんなが集まってるところに行った

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