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お昼過ぎ
今日はすぐにお仕事が終わって
今は打ち合わせの帰り道を歩いている
少し先にお菓子を大量に持つ人を発見
「乱歩さん」
「おお!Aじゃないか 久しぶり〜」
「はい、お久し「はいこれ〜」んぐっ」
喋ってる途中に駄菓子を口に入れてくる乱歩さん
びっくりして思わず喉に詰まる
「ねぇねぇ 美味しい??」
きらきらとした眼差しで私の反応を伺う乱歩さん、昔から会うたびに私にお菓子を食べさせてくる
「おいしいですよ、でもびっくりします」
「だって驚かせてるんだもん 当然じゃないか!」
得意げに笑う乱歩さん 相変わらず元気そうで安心した
「あ、乱歩さんお昼ごはん一緒に食べませんか?」
「いいね〜! じゃあ国木田にはAとデートだってメールしとこ」
メールをすると満足げに笑って 一緒に喫茶店へと歩き始めた。
「お礼も兼ねて、今日は私が払います」
「お礼?何の?」
きょとんとした顔をする乱歩さん。
「私が拉致された時、超推理で助けてくれた事のお礼です」
と言うと 「なんだ、そんな事?」と笑いとばした
福沢さんにお礼の電話をした時に 乱歩さんが寝起きながらにやってくれたと聞いた
それを聞いた時 普段の乱歩さんなら嫌がりそうなのになと正直驚いた
「Aのピンチは僕のピンチでもあるからね。無事で良かったよ」
「…………ｯ!」
「名探偵にかかれば 造作もない事さ!」いつもの台詞を言う
乱歩さんからそんな言葉が聞けるなんて
得意げな横顔が少しだけ、 前よりも大人に見えた
いや、乱歩さんはれっきとした大人なのだが
きっと、今の探偵社の環境が 乱歩さんにとっていい場なんだろうな
「Aはどうなのー?」
「え?」
"何が" とは聞かない
乱歩さんは語らない
けれど、乱歩さんとのこの空間は心地いい
昔から それは変わらない
どうなの、かぁ
「あの二人と過ごす毎日は、私の宝物ですよ」
自然にでたその言葉
気がつくと柔らかく笑っていた
「なんだかな〜 そんな幸せそうな顔して」
ぷくっと頬を膨らませて 突っついてくる
それ以上 乱歩さんは何も言わなかったけど
久々に一緒に食べたお昼はとても美味しかった
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柚子の香(プロフ) - キリカさん» いえいえ！頑張ってくださいね！ (2018年8月27日 17時) (
レス) id: 174fdb4db8 (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 柚子の香さん» ありがとうございます。ほんとだ"敦"ですね。すみませんありがとうございます! (2018年8月27日 6時) (レス) id: 0facb3a838 (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 唯我独尊丸さん» わぁ ありがとうございます。うれしいです! (2018年8月27日 6時) (レス) id: 0facb3a838 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の香(プロフ) - 凄く面白い！ただ、ひとつだけいいですか？漢字が『淳』では無く『敦』だと思います。なんかすみません。この作品大好きです！更新楽しみにしてますね！ (2018年8月27日 0時) (レス) id: 174fdb4db8 (このIDを非表示/違反報告)
唯我独尊丸(プロフ) - 凄く面白かったです！イッキ読みしちゃいました笑更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2018年8月26日 23時) (レス) id: 2689cacca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリカ
| 作成日時：2018年8月22日 19時
