アナさんバラしちゃったよ… ページ6
Aはため息をつき、そして4人に曖昧に微笑んだ。
『驚くのも無理はないわ。私も最初はとても驚いたもの。
ええ、信じられないのはわかってる、でも、実際そうみたいなの』
「ほら、証拠はこれよ。私の髪色と瞳の色、Aと同じでしょ…って、何で黒いのA！」
アナは胸を張ろうとしたが、Aの髪が黒いのを見て眉を上げた。そして、アナが机に置いてあったAの杖を引っ掴み、軽く一振りすると、Aの髪は元の色に戻った。
「あら、流石アカシアの杖ね…あんまり上手いこといかないわ、本当はローブの色も戻そうとしたのだけれど。この杖は本当に、A、貴女に忠誠を誓ってるみたいね。
まあ、上手くいかないのは私が長いこと杖を使ってなかったせいかもしれないけど」
アナは杖をそっと撫でると、Aに返した。
その様子を見ていたハーマイオニーが、恐る恐ると言った感じでアナに問うた。
「あの…アナスタシア…さん？
えっと、貴女が本当にサラザール・スリザリンの妹なら、そしてAのご先祖さまなら、どうして今…生きていらっしゃるのですか？」
「兄さんが私に呪いをかけたの」
アナがうんざりしたように言った。
「呪いがかかってた間は私は何故か知らないけど不死身だったのよ。まあずっとふくろうのままだけど。呪いを解けるのは左手に私の紋章を持った選ばれた人間だけ…それがAってわけよね」
アナはAの左手を4人に見せた。
「「「「何これ」」」」
4人は口を揃えて言った。アナはおかしそうに笑い、Aは微妙な顔だった。
「あら、言ってなかったの？
じゃあこれも知らないのね、まあ貴女達なら話してもいいと思うわ、私が許します。ほらA」
アナに急かされ、Aは渋々口を開いた。A自身もよくわかっていないのだが、一生懸命説明する。
『えーと…これはもともと生まれつきであったんだけど、完璧にこの花の形になったのはつい最近なの。ちょうど初めて魔法界に来た日で…確かグレース荘、私のお家の門をくぐったときだったかな』
今や4人は、Aの話に聞き入っていた。
『それで、何故だか分からないけど、私は動物と話せるし…アナが言うには、時を操ることも出来るみたいなの。前と同じように』
Aはハリーと目くばせした。Aが三頭犬の時を止めたことを知っているのは、アナを除くとハリーだけであった。
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トリシア(プロフ) - 投票ありがとうございます！スネイプ先生ですね！アンケートの結果を見てオチを決めるので、どうなるかは分かりませんが、参考にさせていただきます！ (2020年1月31日 16時) (
レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - スネイプ落ちがいいです！ (2020年1月31日 0時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花園歌恋 | 作成日時：2019年12月8日 13時
