私は鳥の目コンビに挟まれて過ごしています！！その２【黒子のバスケ】

▽・同居生活その１６ ページ6

『(あー……ヤバイ、和成と俊の奴うううう！！許さんぞ！！！！)』

あの時予鈴がなってなかったら
どうなっていたのだろう……きっと
私の精神は崩壊しているに違わない、うん。

そしてこれから黄瀬に会いづらくなる
毎日会うってのに……
今は授業中なので叫べないが
家に帰ったら俊たちお説教しよう
あの二人のせいでこんな目に合ったのだから

そう思いながら窓を見ている
冷静を装っているが心の中では
すっごく暴走している
おこです、激おこなのだよおおお！！！

心の中で叫んでいると
すぐに授業は終わっていて
さっさと帰ろうと学校の校門を
くぐろうとしたら

「せっ、先輩っ！待ってくださいっス！！！」

走ってきたからなのか
全力で言いながらぜえぜえと
息をはく黄瀬が追いかけてきた
今は本当に顔を合わせたくない為に
私も全速力で駅まで走って電車に乗った

『ハァ……』

少ししてから電車のドアが閉まり発車する
私はいつもは女性専用車両に乗っているのだが
今日は黄瀬から逃げるため女性専用車両から離れた
車両に乗ってしまってしかも人が多いので
中でもちっさい私は身動きがとりづらい


すると


『っ！！？？』


何処からか手が伸びてきて
私の太ももなどを触ってくる
それが“痴漢”だと私は気付いて
抵抗しようとするが身動きがとれないし
何より、怖くて声も出せなかった

涙が出そうになっていると

「ちょっとそこの痴漢ヤロー。
女性に対して、何してんスか？」

車両内で大声が響いて
私の太ももに触られていた手を
思い切り捻りあげてその痴漢していた
男に怒鳴っていた

『き、せ…………？』

「大丈夫っスか？ったく……
先輩は無防備何だから、危ないでしょ！」

『うっ……ごめ、なさっ』

そういおうとしたら
黄瀬が私を抱きしめてくれて
私は我慢していた涙をながした

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あずきいろ

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