虹色の紋章をもつ少女 3

虹色99 ページ6

はるな「そういえば、あの時もナツに助けてもらったな…」




ナツ「あの時？」




はるな「ううん！なんでもないっ！」




ナツ「なんだよそれ、気になるじゃねぇか！」




はるな「ふふっ、ナツはかっこいいってこと。」




はるなは前を向き、笑顔でそう言った






ナツ「へっそうか？」





はるな「うん！」






はるな「(柔らかい風が、私たちを包んでいる。




こんなに心地いい風を感じたのはいつぶりかな





ナツと一緒にいられたから…なんて、調子よすぎるか)




ほんと、いくつありがとうがあっても足りないや」





ナツ「何言ってんだはるな？」







はるな「だからなんにもない〜！」









ギルドの前に着く






なんか1週間も訳ありでギルドにいってないって言うのでもちょっとは入るの抵抗ある






しかも事情をみんな知ってるって分かってるからめっちゃ抵抗感じる・・・






ナツ「ほれ、行くぞ」




はるな「わ｣





ナツが私の手を引っ張りギルドの中に入った








バンッ









うっ・・・皆の視線が痛い。








はるな「あ・・・の。





心配かけて、ごめんなさ 「｢｢おかえり！！はるな〜！！！｣｣」」






マカオ「はるな！酒飲もうぜ！」





ワカバ「はるなはまだ15だっつーの」






グレイ「はるな！俺足つったっ！治してくれ〜」







いつものみんなの声。







いつものみんなの顔。









はるな「っ、ただいまっぐずっ」





ルーシィ「も〜泣かないの笑 元気になった？｣






はるな「うん！



ソルネは…」






ソルネ「ここにいるけど」







はるな「ソルネ、ごめん。私のこと、沢山心配してくれてたの分かってたのに、あんなに酷い扱い・・・。



でもね！これからもソルネが一緒じゃなきゃ嫌！もうずっと離れたくないっ」






私は涙をぐっと堪え、ソルネの瞳を見ながらそう告げた





ルーシィ「な、なんか告白みたい・・・」







ソルネ「ふふっ、私もあんたのこと、大好き」ぎゅっ







ソルネから私に飛びついてくれた







はるな「ソルネ・・・可愛いよぉぉぉ」







なんかもう色んな感情がごちゃごちゃで、涙が止まらない






ソルネ「もうっ、いい加減泣き止みなさいよ、全く・・・」









こうして私はラク兄の一件を乗り越えることが出来た







みんな、ありがとう









.









グレイ「俺の足ぃぃ…忘れんなァァ〜っ・・・」

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