虹色の紋章をもつ少女 2 (ページ27)

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虹色72 ページ27

ポンッ

頭の上に暖かい感覚。

はるな「へっ…？」

驚き上を見上げる

ガジル「分かった。分かったよ。お前も辛ぇ思いしてたんだな」

正直、ラク兄のいい所を言おうとすると、無意識に今と比べてしまって辛くて涙が出る。

それを分かってたから、止めてくれたのかな？

それに。

あのガジルさんが？とほんとに疑いたくなるほどに、優しい瞳をしていた。

ガジル「治癒、サンキューな。もうちっとも痛くねぇわ。

それと、ガジルでいい。ギヒッ」

はるな「ガジル…」

ガジル「んじゃ、俺は仕事行ってくるわ」

もう一度私の頭を優しくてポンっとして

彼は歩き出した

はるな「行ってらっしゃい。」にこ

私ね、聞こえたよ。ガジルが歩き出した時に

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「元に戻せるといな」

って言ってくれたこと。

やっぱり、いい人なんだよ。ガジルは。

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はるな「ギヒッって何？」