虹色の紋章をもつ少女 2 (ページ3)

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虹色48 ページ3

ルーシィ｢はるな、どうしてあなんなやつに…

ってか、継ぐって何ぶっとんだ事言ってんのよ」

ミラ「ひとつずつ話すわね！
まず、ラクサスのことから。ルーシィが何ぶっ飛んだこと言ってんのって思う気持ちは分かるわ…でもそれがそうでもないのよ」

ミラ「ラクサスはマスターの実の孫だからね」

ルーシィ「えーー？！？」

ミラ「だからマスターが引退したら次のマスターはラクサスの可能性はすごく高いの」

ルーシィ「でも、あたしは嫌だな…仲間の事をあんなふうに思ってる人がマスターになるなんて」

ミラ「だからマスターもなかなか引退できないんじゃないかっていう噂なの」

ルーシィ｢…なるほど｣

ミラ｢それで次ははるなの事だけど…はるなはラクサスのことを昔から兄のように慕っていたの｣

ルーシィ｢え？｣

ミラ｢ラクサスも、はるなにだけは甘々でね…想像つかないでしょ？｣

ルーシィ｢全然…｣

ーーー過去(3年前)ーーーー

はるな｢ふーふふーん｣♪

12歳のはるなは鼻歌を刻む

ソルネ｢あんた、Ｓ級魔導士になってからいっつも2階のリクエストボードの前うろついて…

そんなんじゃナブみたいになっちゃうわよ！｣

そしてここにもまだ小さいソルネ

はるな｢っ！ナブの事悪く言っちゃダメだよ！家族なんだからっ！｣

ぷぅっとほっぺたを膨らますはるな

ソルネ｢だってそうじゃない！私！言ってること間違ってる？！｣

小さいソルネも反論する

はるな｢っ、ぐずっ、ラクにぃ…｣

その様子をずっと見ていたラクサスに助けを求めるはるな

ラクサス｢ったく、仲良くしろよな？｣

そう言いながらも泣きついたはるなの頭を撫でる

ソルネ｢ふんっ！｣

はるな｢だってソルネが悪いんだもんっ！｣

気付かぬうちにだんだんヒートアップしていき、1回にまで聞こえていたのか、エルザが登ってきた

エルザ｢なんの騒ぎだ？｣

はるな｢エルザぁ…｣

はるなは泣きながらエルザを見る

エルザ｢っ、ラクサス、何をした！｣

ラクサス｢おいおい待てよ…俺ははるなを慰めてるだけだ｣

はるな｢ソルネがぁ…｣

泣きながら訴えるはるな

ソルネ｢なによ！私のせいにしないでくれる？私は本当のことを言っただけよ｣

エルザ｢ソルネ…少し来てくれないか？｣

ソルネは羽を出しエルザについて行った