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虹色61 ページ16

「「俺たちは一人の人間だ。最初からな」」




夢でも見てるのかと思った。




ジークレインの体がジェラールに入っていく




2人の体は1つになった



嫌なことはこうも続くものか…



ジェラールから今までの魔力が2倍となり感じ取れるようになった



なるほど、半分だったのがひとつになった訳か



ジェラール「フフ、力が…魔力が戻ってきたぞ」






エルザ「ぐぁあぁあっ!!」



そこからの勝負は目をつぶりたくなるほどだった



ジェラール「さっきまでの威勢はどうした?斑鳩との戦いで魔力を使い果たしたのか?」




エルザ「ジェラァアルゥウ!!」




エルザはまだ、諦めていない。



ジェラール「今頃評議員は完全に機能を停止している。


ウルティアには感謝しなければなあいつはよくやってくれた。


楽園にて全ての人々が1つになれるなら





死をも恐れぬと…




まったく…バカな女であることに感謝しなければな」




私は確信した。この人はやっぱり私と○◯を助けてくれたジェラールじゃない。




エルザ「貴様が利用してきた者たち全てに呪い殺されるがいい!!」




そういって、エルザが


剣を振りかざそうとした時





エルザはピタリと止まった



エルザ「!な、何だ、体が…動かんっ!」



ジェラール「拘束の蛇(バインドスネーク)。

さっき抱き合った時につけておいたものだ」




私は、嫌な予感がしたんだ。




エルザの体を引っ張るジェラール




ドクドクドク





心臓の鼓動が早まっていく





ジェラールが向かう先にはラクリマが





ドクドクドクドク





何をするのか私でも想像がつく




ドクドクドクドクドクドク




私は駆け出した




はるな「まってジェラール!!」




私はあと数歩でラクリマの目の前に到着するジェラールの前にはだかった




ジェラール「…邪魔だ」



はるな「私、あなたが何しようとしてるのか分かった。」



ジェラール「それがなんだ?まさか止めるつもりか?」



私をバカにするかのように笑うジェラール




はるな「そうだよ?、それに、動けない人いたぶって楽しい?」



ジェラール「っ」




眉を寄せるジェラール




はるな「エルザ、安心して!」




私はエルザに微笑んだ





エルザ「はるな!やめろ!!!」





ジェラール「まさか、自分が生贄になるつもりなのか?!やめろ!」




私は片腕を思いっきり後ろのラクリマに突っ込んだ

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作者名:toramaru08 | 作成日時:2020年5月22日 23時

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