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虹色47 ページ2

No side


はるな「ねぇ、ラク兄、自分勝手が過ぎるよ」



あまりにも落ち着いた声で周りが静まりかえる



はるな「ねぇ、いつからそんなに変わってしまったの…?私と少し会わない間に何があったの?



ラク兄はそんなこと本当は言う人じゃないでしょ…」




はるなの瞳はまっすぐラクサスを捉えていた




ラクサス「あぁ?俺は変わってねぇよ、っつか、お前が俺の何を知ってるつーんだ?あぁ?」




はるな「っラク兄…」




はるなの大きな瞳から涙が零れた




はるな「っ私は知ってるよ、ラク兄のこと、たくさん、たくさん!知ってるよ…?」




ラクサス「…くだんね」




はるな「っ!」




眉を下げながら涙を流した




はるなは怒りと悲しみでいっぱいだった




はるな「ラク兄は!やさしい気持ち、隠してる!今だって!私に酷いこと言いながらも、っすこし、辛そうな目、してる!それにっ、大切なのは!力の強さなんかじゃないっ!」



ひっく、ひっくと、声をしゃくりながらはるなは訴えた




そんなはるなの頭に一瞬ぽんっという暖かい感覚




ナツ「おい、ラクサス…はるなを泣かせやがって!!」




ナツが勢い良く殴りかかるがラクサスは雷になりナツの拳を余裕でかわした





ナツ「ラクサス!!オレと勝負しろォ!!この薄情もんがぁ!!」





ラクサス「オレをとらえられねえ奴が何の勝負になるオレがギルドを継いだら弱ェモンは全て削除する!!!そしてはむかう奴も全てだ!」





ラクサス「最強のギルドをつくる!!!!誰にもなめられねぇ史上最強のギルドだっ!!!!」






ラクサスは笑いながら消えていった



はるな「…」



はるなは黙って俯き、涙を流していた



その涙は頬をつたい、音もなく地面に落ちて染みていく




ナツ「…大丈夫か?」




エルザ「もうやめよう…あいつと関わると疲れる…」




ルーシィ「はるな…」




ミラ「ナツ、今はそおっとしておいて上げましょ」

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作者名:toramaru08 | 作成日時:2020年5月22日 23時

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